【2021年】週刊スクラップニュース＃29
この記事は金曜日か土曜日の発行になります
先週は連休で相場更新がなかったため、更新はありませんでした。
今週はスタートから大きな改定があり、銅の発生難はあるものの活気が見えた気がします。
資源相場はそれでも強い（←まだまだ言い続けます）
先日のブログでも少し触れていたバーゼル法改正に関する内容をまとめた記事はコチラ、バーゼル速報のブログ内容はコチラからご確認ください。
今週はスタートから銅建値の改定があったため、若干荷動きはあるものの本調子ではないと思われます。
銅相場自体が大きく上がった主な要因としては中国の洪水に関連して銅資源の需要が高まったことが挙げられます。
ちょっとした相場に影響する可能性のあるニュースがございました。
洪水関連（欧州の大洪水）の影響からドイツ西部にある世界的にトップクラスの鉛の精錬所が停止しています。
需要供給のバランスが崩れるため、鉛相場が高騰する可能性があります。
しかし、国内の鉛精錬施設の都合上、鉛スクラップの相場上昇は多少あると思われますが、バッテリースクラップ関連は相場上昇は無いのではないかと思われます。
銅相場どこまでいくのか？！
6月1日にTwitterで皆様の予測のアンケートを取ってみました。
銅相場・銅建値予測
6月～7月の間で銅建値の最大値はどれくらい行くと思いますか？
スクラップ屋さん、トレーダーさんなどのご意見お聞かせください。#みんなの銅相場予測#銅スクラップ#チリの銅鉱山#銅製品#銅建値#銅相場#非鉄金属#週刊スクラップニュース#非鉄金属リサイクルブログ— 金属買取の神田重量金属｜中の人 (@kandajkinzoku) June 1, 2021
中国向けスクラップ情報「国家備蓄局」関連は下記をチェック
資源スクラップの海外向け情報に関する話
今週ある程度上がってきている情報をまとめると「通関自体は確かに若干厳しいが以前の品質が全く通らないわけではない」という様子です。
関西方面で一部「シップバックを食らった」や「今は輸出ができない」などの情報も確かに出ていますが、第三国（マレーシアなど）でロックダウンなどの関係から ”今は物理的に輸出できない” という話と混同してしまっている可能性があります。
それでもやはりシップバックが実際に起こっているのも事実ですが、言い方は悪いかもしれませんが、「運とタイミングが悪かった」というパターンが大きい気がします。
実際に99％品質がシップバックを食らい、別の業者の97％（未満）が通るなどが実際に起こっているため、国内外の通関自体に明確なガイドラインは無いと思われます。
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前回の記事はコチラ
来週の資源相場の注目点
「無いもの高が過熱しすぎている」これも以前から予想していた通り、「今後のスクラップは持ったもん勝ち」という状況になってきました。
東西どこもかしこも裏値やスポット価格が出回っており、よりスクラップ相場に乖離が広がったように感じます。
そのため、同業者ともこの手の話はよく出るのですが、「仕切り価格の設定」の元になる「相場計算値」の設定を変える必要が出てきました。
特にピカ銅、並銅、込銅、下銅など銅スクラップや砲金や真鍮、被覆電線系など全体的に検収の変更と相場計算値が以前とは大きく異なる為、弊社でも8月から試験的に変更する予定です。
相場が上がっても無いもの高に関しては解消されるわけではないのですが、お客様が喜んでくれる分まだ良しとしましょう？と思う今日この頃です。
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