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電線スクラップは剥いた方がお得？そのままでも売れる？

2022.02.21
2024.01.03

　電線や銅などのスクラップの廃棄についてのお問合せで、時々ご質問頂くのが「電気の線はプラスチックの皮が付いているけど、剥いたら買えますか？・引き取れますか？」といった内容です。

　結論からいくと、電線ケーブルなどは皮などのプラが付いた状態で買取可能です。

　ただし、純粋な銅の価格ではなく、電線スクラップとして種類ごとに検収があるため、それぞれ買取価格が異なります。

昔は電線は剥かないと売れなかった

昔といっても20年ほど前であれば、電線スクラップはそのままの状態だと売れなかったり、廃棄物として扱うことが多かった時代です。

　現在では普通に電線スクラップは一つの非鉄金属の種類として扱われており、通信線や太い80％ほどの線などは特に高価な非鉄金属となっております。

　電線が皮がついたままで売れるようになった背景

　やはりリサイクル技術の向上が一番大きな要因ではないでしょうか？機械などで容易に銅を回収、高品位の原料を生産などが挙げられます。

　また、加工するプレイヤー（業者）が増えたことにより、競争力も上がっているということも要因ではないでしょうか。

　従来までの人力によるカッターナイフなどで剥離したり、回収率の悪い旧式のナゲット機などでは当然価格を上げるのは難しかったと思います。

　銅などのスクラップ相場自体も高騰している

　20年前と比べて、現在の相場ベースは3～4倍にもなっています。

　物価の上昇などもありますが、ここ数年が環境への問題やSDGs、カーボンニュートラルへの取組みから急激に価格は上昇しました。

電線やケーブル屑を高く売る3つの方法

銅線を高く売る方法として、ちょっとしたことで簡単に価格が上がる方法を解説致します。

｜　①　不純物を取り除いてケーブルのみにする

電線に付属したジョイントやアダプターなど、電線以外のものを取り除くことで価格が大幅に上がります。 ※というより、ついていると値段が下がります

｜　②　ある程度量がある場合、線の種類ごとに分別しておく

線にもいろんな種類があるため、それぞれ分類しておくだけで高い物はしっかり高く売れるようになります。 この方法が少し難しい場合、電線の断面に銅が多く見える場合、そればっかりで分別すると高く売れる可能性が上がります。

｜　③　事前見積もりや売るアイテムをきちんと伝える

最近ではLINEで画像による事前見積もりサービスなどもありますが、お手持ちの電線の数量を把握し、それを業者に伝える事は重要です。 どんな金属買取業者でもそうですが、品物がわかるとより正確な価格や値段を出すことが可能になています。

まとめ

　冒頭でも結論を出していますが、基本的に電線スクラップはほとんど売れます。

　ただし、より高く売る為にはちょっとした工夫や準備で売却する価格が大きく異なる場合もありますので、今回ご紹介致しました。

　これからの世の中はどんどん資源不足になるという傾向があるため、従来は廃棄されていたものでも現在では売れる場合が多いので、ぜひお近くの金属買取業者へお問合せしてみてはいかがでしょうか？

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