ケーブルナゲット処理費用

 

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 電気工事・電設工事・設備工事・機械工事など、公共工事に限らず電線屑が発生する工事内容において、最近では見積もり項目に指定されている場合が多いです。
 実際のケーブルナゲット処理の費用や見積もり方法について今回は記載致します。

 

ケーブルナゲット処理費用について

 

 電線スクラップが発生する工事で多いケーブルナゲットの処理とは?

 処分として設定する場合もありますが、近年の材料費や素材の高騰により、実際にはスクラップダウンする際に有価物として高く売却取引されることが多いです。

 見積もりなどの内容において、いわゆる工事費用の値引きとリサイクルやSDGsの取組みが目的とされています。 つまり廃棄物として処分するのではなく、有価物(買取業者)へ売却をおこない、リサイクルをして原料へ戻すというミッションをテーマにしているということです。

 今までは見積もり時点で廃棄フローを組んで産廃処理や埋め立てられることの多かった電線屑は、現在資源の重要なアイテムとしてリサイクルが推奨されています。  

 

 電線は皮やプラスチックが付いた銅

 ケーブルスクラップは、樹脂やプラスチックなどゴミと呼ばれるものが付いている状態で発生するのは事実ですが、それを上回る銅資源が使用されています。

 単純に銅の売却金額とプラスチックの処分費用を差し引いても、それをはるかに上回る価値があるアイテムとなっております。  

 

 ナゲット処理に費用はかかる?

 加工のみを行う場合、当然費用は必要です。加工業務として㎏あたりで費用が必要になっています。

 被覆線の皮をリターンする場合と銅のみをリターンする場合、または両方のパターンがあり、皮の処分のみの場合は加工費用プラス産廃費用が発生します。

 

 電線の被覆線(皮・プラ)の処理費用

 電線の皮を処分する際、産業廃棄物処理が必要になるため、中間処理業者や産業廃棄物収集運搬業の依頼が必要となります。

 プラスチックの処分には通常処分費用が必要となっておりますが、銅などの金属が多く混ざっている場合、雑品やミックスメタルとして有価物となる場合があります。

 ※ただし、ある程度の銅分が含まれるアイテムが基準となります。  

 

 

被覆電線の皮(プラ)の重量一覧

サイズ

目安重量(1メートルあたりの㎏重量)

1.6mm

0.028㎏~0.031㎏(概算重量・VA線を想定)

2mm

0.03㎏~0.04㎏(概算重量・VA線を想定)

14sq

0.16㎏~0.24㎏(概算重量・CVTを想定)

22sq

0.2㎏~0.4㎏(概算重量・CVTを想定)

38sq

0.3㎏~0.5㎏(概算重量・CVTを想定)

60sq

0.6㎏(概算重量・CVTを想定)

100sq

0.38㎏~0.57㎏(概算重量・CVTを想定)

150sq

0.7㎏~0.9㎏(概算重量・CVTを想定)

200sq

1㎏(概算重量・CVTを想定)

250sq

1.2㎏~1.4㎏(概算重量・CVTを想定)

325sq

1.5㎏(概算重量・CVTを想定)

500sq

1.8㎏(概算重量・CVTを想定)

600sq

2.2㎏(概算重量・CVTを想定)

 

 ナゲットケーブルの処理費用と有価価格


 設備工事や解体工事などで発生することが多い金属スクラップは価値の高い非鉄スクラップとなっています。形式上ナゲットケーブル処理が必要になる場合もありますが、実質的に原料や母材を生産する内容となっていますので、一般的な工場での生産と同様とも言えます。

 ナゲットケーブルの処理費用は定期的に見直しがされており、主に電気料金や廃棄費用の変動で変わります。2022年~2023年は電力やエネルギー高騰により、費用は大幅に高騰しました。

 

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  この記事について(著者情報)

金属リサイクルの専門家として金属スクラップを取り扱う神田氏と山崎氏が解説しています。

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