工具への想い
先日、いつものように買取のお客様がご来店。
通常通り査定をしました。
ところが、お客様との折り合いがうまくつきませんでした。
目には少し涙が・・・
少しお話をしましたところ、最近高齢を理由に廃業されたようで、
工具を購入するのに大変ご苦労されたそうです。
そう、私も工具やになる前はバイク屋を営んでおりまして
開業当初、基本工具はあったものの、専用工具が買えませんでした。
私が中古工具屋に転身した理由がこれ。
苦労して購入した工具を廃棄するのでなく
次の世代の人に工具への想いを託す、
それが目的です。
今回のお客様と1時間ぐらい話し込んだかな?
そんな私の志に共感していただきまして
快く託していただきました。
時代の変化で工具もだんだん新しく良いものがたくさん世に出てきていますが
少し古くても十分に使えます。
少しでも安く買っていただき
仕事に結び付けていただければと。
そしてきっちり稼いでから、新しい工具を購入されてみてはいかがですか?
そうすれば、工具も大切にできると思います。。。
工具にはその人の色々な魂があり
その工具への想いがある。
こういったお客様が増えていくことを期待し
日々頑張ります。
E様、この度はありがとうございました。
責任をもって、きちんと工具への想いを伝え、次世代に託します。