イエローブラス(セパ)ってなに? 【非鉄金属解説】

 

 もしかして「真鍮の買取価格」についてお探しですか?

 

 

イエローブラスとは?

 

 イエローブラスとは、真鍮・黄銅のことです。金属材料やスクラップベースでの名称では「真鍮屑」「真鍮セパ」と呼ばれる材質になります。

 真鍮(セパ材)であるため、成分は銅が70%:亜鉛が30%であり、未使用発生や製品になっていない状態での発生であることが前提です。

 

 楽器で使用されることが多いイエローブラスレッドブラス


 一般的には金管楽器(トランペットなど)が製品としては一般的と思われます。材質的にも通常の真鍮ではありますが、なぜイエローブラスと呼ばれているかご存じでしょうか?
 楽器関連の金属製品の由来は諸説ありますが、トランペットなどは古代エジプト時代から使用されており(実際にピラミッドから発掘されちえる)、軍事的な意味合いで使用されていたと言われています。
 その後ヨーロッパへ渡り、19世紀ごろからアメリカでジャズブームが巻き起こったことにより普及したともされており、いわゆるブラスバンド(金管バンド・ラッパ帯)から来ています。
 その為日本でも、楽器を触る方にとってはイエローブラスやレッドブラス(丹銅)という言葉の方が認識があると思われます。

 

 イエローブラスの金属スクラップとしての価格や価値


 イエローブラスは、製品の場合と工場発生による材料ベースで価値や価格が大きくことなっており、通常のトランペットや製品をスクラップダウンする場合、込真鍮となります。
 発生工場やトランペットを製造する工場などから発生する材料ベースの場合、真鍮セパとして扱われ、価値も大きく上がります。
 現在のイエローブラスや真鍮・黄銅の買取価格につきましては、買取価格一覧からご確認頂けます。
 

 

 

 イエローブラス・レッドブラス・ゴールドブラスの成分やJIS規格について


  • レッドブラス(丹銅) :銅分 94%以上/亜鉛分 5%前後
  • ゴールドブラス(丹銅):銅分 80%~94%/亜鉛分 15%前後
  • イエローブラス(真鍮):銅分 70%/亜鉛分 30%

 以下は丹銅のJIS規格になります。

  1. 丹銅 1種:C2100/銅分 94%~96%
  2. 丹銅 2種:C2200/銅分 89%~91%
  3. 丹銅 3種:C2300/銅分 84%~86%
  4. 丹銅 4種:C2400/銅分 78.5%~81.5%

 

 


 このページを読まれた方はコチラも見ています

 

トップページ

 

滋賀県金属買取の神田重量金属株式会社
属の種類を調べる、金属スクラップ図鑑、金属買取業者一覧、滋賀県非鉄金属買取の神田重量金属株式会社

 

 関連記事について

 

 関連企業

 

  この記事について(著者情報)

 金属リサイクルの専門家として金属スクラップを取り扱う神田氏と山崎氏が解説しています。

≫神田氏のTwitterリンク

≫山﨑氏のTwitterリンク

 

滋賀県金属買取の神田重量金属株式会社