リサイクルショップと金属買取業者の違い
リサイクルショップと金属買取業者は、基本的にどちらも古物業の許認可をもって営業を行う場合が多いです。
簡単に違いを言ってしまえば
- リサイクルショップは主に製品をもう一度使うリユースを前提にしている
- 金属買取業者(スクラップ屋)は使用した製品や金属を再利用、リサイクルすることを前提にしています。
リサイクルショップと金属買取業者の違い
リサイクルショップと金属買取業者では、同様のアイテムを取り扱う場合がありますが、その目的や買取りした品物の販売方法も大きく異なります。
そんな似ているようで違う二つの業種を両方の店舗を運営する方にお話を伺いましたので、簡単に違いを解説致します。
取り扱う品物の状態
リサイクルショップの場合|美品や状態がいい品物で、欠品や破損が無いものが基本になります。
金属買取業者の場合|状態に関わらず、素材が単一であることが望ましいとされています。(不純物が無い状態)
店舗やヤード(工場)など、見た目の違い
リサイクルショップの場合|店舗型やテナント型で営業している場合が多いです。
金属買取業者の場合|倉庫や更地など、ある程度広い場所で営業している場合が多いです。
それぞれの得意と不得意
リサイクルショップの場合|再度使用可能な品物で、製品としての価値、価格が大きく変動します。
金属買取業者の場合|使用の有無は関係なく、あくまで金属としての価値なので価格が担保されやすい。
客層や目的性は?
リサイクルショップの場合|一般や個人向け、状態がいいものを売る場合に向いている。
金属買取業者の場合|一般や個人から買取していない業者もありますが、リユースの需要が無い場合に向いている。
どちらに売ればいいかわからないとき
どちらにもメリットやデメリットはあります。でもまずはリサイクルショップに問い合わせすることをお勧めしています。
やはりリユースによる製品として販売することが一番高く売れるのは間違いありません。ただし近年では資源相場(金属の相場)が上昇しており、その限りではありませんが、環境にもメリットが大きいので様々なリサイクルショップで相見積もりをしてください。
似たような業態
ジャンク屋
名の通りジャンク品を専門で取り扱う業種である。
スクラップ屋
以前であれば、車などのポンコツ屋や自動車の解体業者を指す言葉であったが、
近年では金属の買取業者を指すことが多い。
もぎ取り屋
セルフ式の部品取り専門店のような業種、
主に自動車やオートバイなどで展開していることが多い。
金属買取業者は製品を原料として扱い、資源としてリサイクルすることを目的としている。
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