都市鉱山の再評価：家庭ゴミに眠るレアメタルの実力
家庭の中にある”都市鉱山”とは？
「都市鉱山」とは、都市で廃棄される電子機器などから回収できる金属資源のこと。
自然界の鉱山と比べても、意外なほど高い濃度の金属が含まれているのです。
例えば、スマートフォン1台にはわずか0.03gの金が含まれています。
これだけ聞けば少なくとも感じますが、何万台も集まれば立派な”鉱山”になります。
こんな身近なものにも価値が‼
家庭の中にある、意外と価値のある「金属スクラップ」の例をいくつか挙げてみましょう。
・使わなくなったスマートフォンやタブレット
・古いノートパソコンやプリンター
・壊れたデジタルカメラやゲーム機
・使い切った電源ケーブルや充電アダプター
これらには、金・銀・銅・パラジウムなどの貴金属が微量ながらに含まれています。
「ゴミ」だと思っていたものが、実はリサイクル可能な”資源”なのです。
なぜ家庭ゴミにレアメタルが含まれているの？
電子機器は、電気の通りを良くしたり、部品を長持ちさせるために多くの金属が使われています。
特に基板やコネクター部分には、腐食に強い金（ゴールド）やパラジウム、熱伝導性に強い
★☆銅（カッパー）☆★ が使用されています。
新しい鉱山から金属を掘り出すには、莫大なコストとエネルギーが必要です。
一方で、家庭や企業から出る電子機器を回収すれば、比較的低コストで再利用でき、環境にもやさしい。
だからこそ、都市鉱山の活用がいま再び注目されているのです。
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