【2022年】週刊スクラップニュース#5【最新の非鉄金属-相場情報】

銅相場・非鉄金属相場・金属スクラップ相場を解説
※不定期に更新
銅相場は上がり切らず、アルミとニッケルは好調で推移しています。少し下げ余地があるものの、雰囲気が悪い気がします。
為替でふられることはありますが、高値水準が維持されると思われます。
需要家と調達側のギャップが広がった
4月からあらゆる製品の値上げが発表されています。代表的なところでいうとタイヤなどはニュースなどで見かけることが多いのではないでしょうか?
原油が高騰すると、銅相場を押し上げる要因にもなりますが、製品価格に時差はあるもののコストが上昇するため、価格が相乗してあがります。
スクラップの現物を持つ場合が最近の市場では有利に働きますが、少しリスクが高くなってきた気がしてなりません。
資源相場はそれでも強い(←ずっと言い続けています!)
ニッケル相場の上昇が異常です。ステンレスなどの加工を行う業者様に聞いたところ、原材料が高すぎるため加工して納品すればするほど赤字になるそうです。そのため、スチールやクロムステンなどに切り替えが起こっているようで、市中のステンレス発生はかなり限定的となっております。
アルミ相場に関しましても水準が一段階上がっております。ホイールやアルミ缶など、需給バランスの問題から大幅に価格が上がっており、荷物の動きは活発になってきたように感じます。
資源スクラップの海外向け情報に関する話
前回のブログで書いていた通り、輸出向けの金属スクラップの通関基準がより厳しくなっています。日本国内の輸出業者からの情報によると、日本の通関業者、代理業者は、マレーシアへの雑品、モーター、電線類の輸出は全て受付出来なくなったそうです。
実際の最近のアイテムの動きとしましては、国内で原料レベルまで解体・加工を行い、海外に向けて輸出されています。
※そのままでは通らないですが、成分99%位のアルミ、銅は通常通りに通関可能とのことです。
1/10実施のマレーシアのスクラップ輸入新基準について
- 2/10マレーシア到着コンテについては旧基準で通関可能。
- マレーシア非鉄金属組合が首相宛てに嘆願書を提出、①新輸入基準の廃止、②旧基準を継続使用或いは新基準の再検討を要請。
- マレーシア輸入側の実行ベースではまだ通関詳細基準が不明だが、新基準の実施で日本側通関で新基準に達しない物が輸出段階で通関できないかもしれない。
前回の記事はコチラ
最新金属スクラップ相場情報
銅相場 |
ベースは116万円+で実質レンジ上げ。銅相場が小さなレンジの中で活発に動いています。 |
アルミニウム |
3月前半もアルミスクラップ相場は上物を中心に大きく上昇、スソ物もある程度の上げが予測されます。 |
ニッケル・ステンレス |
LME相場がかなり上昇しています。スクラップ相場がまともに上がってこないのは相対ベースによる調整に感じます。 |
鉄スクラップ |
少し頭打ち感があるものの、去年の6月に雰囲気が似ている気がします。 |
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