銅スクラップってなに?

 

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銅スクラップの種類と定義

 

銅スクラップとは、ピカ一号銅線、ピカ二号銅線、上銅(上故銅)、並銅(並故銅)、込銅、下銅(下故銅)、山行銅、ベリリウム銅、丹銅、ナゲット銅、などの品目があります。品目により売買に設定される金額は変わり、銅相場によっても日々変動します。
製品などから発生する銅スクラップは再利用して、また銅を使用した製品に戻る”原料”になるものを総じて「銅スクラップ」と定義されています。

 

銅ってなに?(構成・成分)

 

銅(どう)は原子番号29の元素。元素記号は Cu。 周期表では金、銀と同じく11族に属する遷移金属である。英語でcopper、ラテン語でcuprumと言う。

金属資源として人類に古くから利用され、生産量・消費量がともに多いことからコモンメタルベースメタルの一つに位置づけられる

 

銅の再利用と歴史

 

銅の画像一覧

 

 のリサイクル

リサイクルは主要な銅の資源となっている。銅はアルミニウムのように、原料のままの状態であっても、製品中に含まれている状態であっても関係なく、品質の損失なしに100 %リサイクルすることが可能である。

そのため銅製品に使われている銅がリサイクルされたものかどうかを判別するのは不可能であり、銅は古来からリサイクルされてきた素材の1つである。銅をリサイクルする方法は大まかに言えば銅を抽出する方法と同じであるが、必要な工程は抽出よりも少ない。

 

 の製錬や国による考え

高純度の銅スクラップは炉で溶融、還元された後ビレットおよびインゴットに鋳造され、低純度のスクラップは硫酸浴中で電解製錬される。銅のリサイクルにはこのような製造工程の他にもリサイクル元となる原料の収集や分別といった作業が必要となるが、それでもリサイクルに必要となるエネルギー量は鉱石から銅を抽出、製錬する場合の25 %に過ぎない。

 

 リサイクルの例

大規模な銅のリサイクルの例としては、2002年に欧州連合加盟国のうち12か国が通貨をユーロに切り替えた際に旧通貨となった硬貨のリサイクルが挙げられる。この通貨切り替えによっておよそ147,496トンの銅が含まれた約260,000トンの硬貨が流通停止となり、これらの硬貨に含まれる銅は溶融させてリサイクルされ、新しい硬貨から様々な工業製品まで広い範囲で再利用された。

 

 スクラップのガイドライン

リサイクルの効率は、製品設計のような技術的要因や銅の経済的価値、持続可能な開発への社会意識の向上といった要因に依存し、また、法律も重要な要因である。現在、家電製品や電話、自動車などの銅を含有した製品における最終的なライフサイクルの責任ある管理を推進するために、140以上の国内もしくは国際的な法律、規制、政令およびガイドラインが定められている。電気・電子機器の廃棄に関する欧州議会及び理事会指令(2002/96/CE、RAEEもしくはWaste Electrical and Electronic EquipmentからWEEE指令)は、廃棄物の発生が少ない製品を生産する生産者に対するインセンティブによって産業廃棄物および一般ごみを義務的かつ大幅に削減することを含んだ、廃棄物最小化を推進する国の政策である。

 

 産業に使用されるのリサイクル原料

2004年の銅需要のうち9 %はリサイクルされた銅によって賄われており、鉱石から銅を生産し、製錬する過程で生じた廃棄物からの銅の回収も「リサイクル」であるとするならば、リサイクルされた銅の割合は全世界で31 %欧州に限れば41 %にも上る。国際資源パネル(英語版)のMetal Stocks in Society reportによると、社会で使用中の銅を備蓄と捉えて算出した世界1人あたりの銅備蓄量は35-55キログラムである。

これらの大部分は途上国(1人当たり30-40キログラム)よりもむしろ先進国(1人あたり140-300キログラム)に存在しています。

 

 日本でのリサイクルへの取り組み

日本においては、廃棄された電気製品から銅を含む金属を回収する取り組みを都市鉱山と呼んでいる。

 

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  この記事について(著者情報)

 金属リサイクルの専門家として金属スクラップを取り扱う神田氏と山崎氏が解説しています。

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 当ブログ「神田重量金属が運営する非鉄金属リサイクルブログ」が2021年7月8日、NHKのテレビで金属リサイクル記事の内容を多数取り上げて頂きました。

 非鉄金属に関する内容や銅・真鍮に関する専門的な意見として採用頂いています。

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