【2022年】週刊スクラップニュース#1【最新の非鉄金属-相場情報】
銅相場・資源相場・金属スクラップ相場を解説
※今年最初の更新になります。年始でバタバタしていました💦
1/31時点でのLME相場は9500前後で推移しており、一時より若干戻してはいますが、旧正月明けにでも戻すのではないでしょうか?
直近の銅相場は弱含みです
去年の11月くらいから言っていた通り、輸出関連が関東・関西でも荷動きが悪く、買い手は売れない(売りにくい)ことから買い控えとなっています。具体的な話につきましては、下記に記載しています。
原油相場は高い状態をキープしていますが、通常であれば銅相場も上がってくるのが恒例ではありますが、完全に別の動きをしています。
資源相場はそれでも強い(←ずっと言い続けています!)
銅スクラップの中心で、最大の消費国である中国が2/1から旧正月に入ります。中国市場が1週間の旧正月で閉鎖されるため、銅相場はほぼ動きませんでした。アルミニウムは利益確定により若干下落しています。
旧正月が明ければ銅相場はまた買われ、消費されていくため、上昇を目指すのではないでしょうか?
資源スクラップの海外向け情報に関する話
前回のブログで書いていた通り、輸出向けの金属スクラップの通関基準がより厳しくなっています。日本国内の輸出業者からの情報によると、日本の通関業者、代理業者は、マレーシアへの雑品、モーター、電線類の輸出は全て受付出来なくなったそうです。
成分99%位のアルミ、銅は通常通りに通関可能とのことです。
1/10実施のマレーシアのスクラップ輸入新基準について
- 2/10マレーシア到着コンテについては旧基準で通関可能。
- マレーシア非鉄金属組合が首相宛てに嘆願書を提出、①新輸入基準の廃止、②旧基準を継続使用或いは新基準の再検討を要請。
- マレーシア輸入側の実行ベースではまだ通関詳細基準が不明だが、新基準の実施で日本側通関で新基準に達しない物が輸出段階で通関できないかもしれない。
来週の資源相場の注目点
来週はアルミとステンレスが限定的に上がります。銅建値は115万~116万ほどで改定されると予想しており、非鉄スクラップは、品種により大きく値段の調整があったり、極端な下げがあるのではないかと思われます。
いずれにしろ、2月の前半は全体的に荷動き自体が鈍ると思われるので、後半から仕切り直して3月を目指していくのではないでしょうか?
前回の記事はコチラ
最新金属スクラップ相場情報
銅相場 |
ベースは115万円で実質レンジ下げ。大きな動きは少ないが、為替で計算値が下がる可能性があります |
アルミニウム |
2月はアルミスクラップ相場は品種限定で上げ、国内メーカーは「3000ドルを超えているので上げざる得ない」というのが本音でしょうか? |
ニッケル・ステンレス |
LME相場がかなり上昇しています。スクラップ相場は裏値対応で大幅に上げています。 |
鉄スクラップ |
若干弱含み、実質的な下げは上物のスポットフィーバーも少し落ち着くのではないでしょうか? |
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