【2022年】週刊スクラップニュース#3【最新の非鉄金属-相場情報】
銅相場・資源相場・金属スクラップ相場を解説
※週末か週明けに更新しているかもしれません
現在銅建値と銅相場は一致していますが、もしかしたら明日以降に1~2万程度の銅建値改定があるかもしれません。
直近の銅相場は強気で推移
行って来いな場面はあったものの、上を目指す雰囲気は変わらず、需給バランスから銅へのニーズは衰えません。
少々下がったところですぐに戻すというパターンが出来つつあるため、動きが閑散となる可能性があります。
資源相場はそれでも強い(←ずっと言い続けています!)
2月の後半もアルミ相場は上物を中心に上がる予定になっております。スソ物は変わらずで、メーカーもある程度確保出来次第買いを止めています。
輸出向けアルミ相場も動き出しており、特に不純物が無い高品位アイテムに人気が集中しています。
資源スクラップの海外向け情報に関する話
前回のブログで書いていた通り、輸出向けの金属スクラップの通関基準がより厳しくなっています。日本国内の輸出業者からの情報によると、日本の通関業者、代理業者は、マレーシアへの雑品、モーター、電線類の輸出は全て受付出来なくなったそうです。
実際の最近のアイテムの動きとしましては、国内で原料レベルまで解体・加工を行い、海外に向けて輸出されています。
※そのままでは通らないですが、成分99%位のアルミ、銅は通常通りに通関可能とのことです。
1/10実施のマレーシアのスクラップ輸入新基準について
- 2/10マレーシア到着コンテについては旧基準で通関可能。
- マレーシア非鉄金属組合が首相宛てに嘆願書を提出、①新輸入基準の廃止、②旧基準を継続使用或いは新基準の再検討を要請。
- マレーシア輸入側の実行ベースではまだ通関詳細基準が不明だが、新基準の実施で日本側通関で新基準に達しない物が輸出段階で通関できないかもしれない。
来週の資源相場の注目点
原油が95ドルを突破しており、米インフレとウクライナ情勢に警戒が集まっております。この辺の大きな動きにより、市場が反応すると思われます。
毎年恒例の2月の閑散期も、今回の連休明けからある程度動き出すのではないでしょうか?
前回の記事はコチラ
最新金属スクラップ相場情報
銅相場 |
ベースは116万円で実質レンジ上げ。大きな動きは少ないが、為替も円安の方向へ向いている |
アルミニウム |
2月はアルミスクラップ相場は品種限定で上げ、国内メーカーは「3000ドルを超えているので上げざる得ない」というのが本音でしょうか? |
ニッケル・ステンレス |
LME相場がかなり上昇しています。スクラップ相場は裏値対応で大幅に上げています。 |
鉄スクラップ |
需給バランスと一部メーカー炉修により相場反転、少し強含み |
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この記事について(著者情報)金属リサイクルの専門家として金属スクラップを取り扱う神田氏と山崎氏が解説しています。 |