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金属スクラップの昔話

滋賀県金属買取の神田重量金属株式会社

 

 金属スクラップが一番儲かっていた時代

 

2008年07月3日、この年、7月の銅建値は98万円でスタートしており、

二日後の7/3には2万円上げの伝説の銅建値100万円を記録しました。

銅建値の仕組みが始まって最高値であり、鉄くずが60円だったり、

他の非鉄金属も今では信じられない価格でした。

 

但し、同年2008年12月22日最終銅建値更新は31万円です。

この時、廃業されるスクラップ業者も多かったようです。

ちなみに有名な話、この年は2008年北京オリンピック(2000/08/08~2000/08/24までの17日間)があり、

中国経済効果といわれています。

 

 

 この時に一番儲かっていたのはじつは

 

今でこそバーゼル条約使用済み有害機器に関する規制(小型家電)など、

法整備が整い取扱は不可となりましたが、【家電雑品】が一番儲かっていたのではないかといわれています。

 ≫バーゼル条約・バーゼル法とは?

 ≫使用済み有害機器に関する規制

 

家電雑品が一番利益率が高かった理由とは?

 

 

 金額が高く、どこにでもあり、検収が緩かった

 

当時の価格帯でいえば、岸壁価格で家電雑品は45円~50円ほどで売買されており、

一般的にどこにでもある家電商品だったこともあり、

いわゆる「無料回収」「廃品回収」が横行していたのもこの時期です。

 

絶頂期はブラウン管のテレビ冷蔵庫なども家電雑品として売れており、

特にブラウン管のテレビは大人気でした(単純に重いから)

※ちなみにそのもっとも昔は北朝鮮へ輸出されていましたが、その話は今度。

 

そして最大の点は、検収が緩かったことです。

当時の家電雑品は、ガラスなどが半分くらい混入していても普通に売買されており、

まさにゴミが売れるという時代でした。

※当社は非鉄金属屋ですので関係ありません

 

そんな時代も10年ほど少しずつ規制や禁止事項が広まり、

現在では完全に禁止されています。

 

 

 2021年は銅相場が高いスタートですが

 

いわゆる”当時”の金属スクラップ経験者は忘れかけているかもしれませんが、

価格が極端に上がった今、一度当時を思い出してみてはいかがでしょうか

当社も危険意識は忘れないようにしたいと思います。

 

 

この記事は当時を知る金属スクラップに20年以上関わる金属リサイクル会社の創業者にお聞きしました。

 ≫この記事内容をご参考にした創業者のTwitter

 

 

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