【2021年】週刊スクラップニュース＃19
この記事は金曜日か土曜日の発行になります
5月のスタート銅建値更新は最大更新値、10万の大幅上げ、118万となり、さらに1万円の調整上げにより119万で今週は着地しました。
資源相場は変わらず強い
連休が明けて中々の衝撃的な改定でした。歴史的な銅建値の改定であり、最高値という結果が、今後産業や製品に大きな影響を与えます。
異次元の相場であり、今までのデータや予測などの経験は完全に参考にならない相場帯です。
銅相場どこまでいくのか？！
4月末にTwitterで皆様の予測のアンケートを取ってみました。
短期的に銅建値115万届く？
みなさま銅おもいますか？#銅建値#銅相場#非鉄金属#週刊スクラップニュース— 金属買取の神田重量金属｜中の人 (@kandajkinzoku) April 28, 2021
銅相場に注目が集まりますが、アルミもすごいです。
資源相場は全体的にではありますが、高水準を維持するLME、原料タイト感を反映して5月は上げとなります。
7月以降の半導体による減産影響は微減程度でおさまる見通しです。
下記の内容はアルミメーカーからのマーケット情報になります。
◇LME相場◇
4月は$2,200前半スタート。
月間通して上げ一辺倒で月末には$2,400中盤で着地し、先月同様でCu牽引、需要回復に加えて中国の電力制限による供給不安が懸念となり上昇となりました。
為替は110円でスタートし月間通しての円高トレンドで月末には110円台、米長期金利下落、リスク回避目的など円買いが優勢となります。
◇ 国内向け ◇
自動車メーカーの生産は減産の予想に反してバラツキあるものの概ね堅調です。
半導体については7月以降の手配状況が不透明で、先行した原料手当てには慎重な判断が必要となっています。
品種限定（ビス、缶、ホイール）で輸出向けが旺盛であり、地域差はあるもののタイトな状況は継続。
◇中国向け◇
好調な内需に変化ないが、5月に入りスクラップ輸入の検査が急に厳格化し、オファーも急騰（$2,600/ｔ）しており、比較的検査が緩い南部で従来輸入できていた高品位材ですらシップバックとの情報も現地から入ってきています。
もしこれが継続すれば中国ダイレクトのルートは消滅し、残るは第三国（韓国、マレーシア、香港など）経由のみとなる可能性が予測されます。
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来週の資源相場の注目点
5月のスタート建値は3週目ということもあり、スクラップの買取価格へ反映は各社足並み揃わずではないでしょうか？
まだまだ上を目指す可能性も大いにある中で、本格的な「発生難」はこれからだと気付いていない方は多い気がします。
5月・6月はまだまだ強気な相場ではあるものの、短期的に売りが走っているため、一旦下げです。
来週5/17以降、5万近く下げくらいで考えた方が良いかもしれません。
海外情報を見ていても、資源相場は現在の相場が基準点となり、これからは一般化していくのではないかという見解も多く、
スーパーサイクル
ではなく、
ハイパーサイクルへ突入していくのではないでしょうか？
具体的な相場帯では、アルミが今月後半、来月と連続して上がってくると思われます。銅もある程度似たような動きではないかと思われます。
今回は珍しくまじめモードで書きました。
試験的にブログなどで発信している相場情報をYouTube動画で製作してみました。
リアルタイム性が重要とされる相場情報とYouTubeの相性は、企業などの宣伝系の自前チャンネルだとあまりよくない気がします。
文字ではなく、ラジオ感覚や動画風で情報を確認したい方がブログと比べてどれくらいいるのかなど、本当に試験的な配信となりました。
動画内容の情報記事作成は私ですが、読み上げは「非鉄金属リサイクルブログ」ライターのG君に読んで頂きました。
色んな意味で勉強になり、今後もより良い情報発信へのテストとなります。
≫YouTubeの動画のリンク
今週は書く時間がなかったので、先週分のみ
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