【2021年】週刊スクラップニュース#23
6月の上下激しい銅相場
この記事は金曜日か土曜日の発行になります
ブログタイトルでいうほど下落トレンドでもないのですが念のために、、、
本日緊急改定があるかな?と思いましたが、さすがに来週の改定になるようです。
ということで今週の改定は6/9の1回のみとなります。
資源相場はそれでも強い
今週の銅相場の雰囲気は若干の下げトレンド感はあるものの、消費者物価指数は金利・ドル高で反応していましたが、市場の予想と反して落ち着いて見えます。
利上げ自体はすでに織り込み済みということだったのでしょう。
少し私も警戒していましたが、資源相場への影響は少ない・限定的であると思います。
【ヘリマネ】という言葉をご存じでしょうか?
ヘリコプターマネーは簡単に言うと無償でお金を市場にばら撒く政策です。
※国がやる場合、国籍買い入れによる供給のため、BS上では債務超過になっていきます。
給付金バブルで消費が強く、それに合わせるように資源相場も全体的に上昇しているため、消費者物価指数がどんどん上がっていくのかもしれません。
銅相場どこまでいくのか?!
6月1日にTwitterで皆様の予測のアンケートを取ってみました。
銅相場・銅建値予測
6月~7月の間で銅建値の最大値はどれくらい行くと思いますか?
スクラップ屋さん、トレーダーさんなどのご意見お聞かせください。#みんなの銅相場予測#銅スクラップ#チリの銅鉱山#銅製品#銅建値#銅相場#非鉄金属#週刊スクラップニュース#非鉄金属リサイクルブログ— 金属買取の神田重量金属|中の人 (@kandajkinzoku) June 1, 2021
中国向けスクラップ情報【重要】
本日発表された内容で中国国家備蓄局が銅、アルミ、亜鉛の備蓄をメーカーに直接売るとの情報が出ています。
量は不明で、毎月月末に販売を行い、2021年末まで続くとのこと。中国国内原料価格抑制の一環のようです。→国家備蓄局が直接メーカーとやり取りする為、公式発表は出ないとのこと。
また、噂程度の話ですが、以前必要だった輸出ライセンス制度が復活する可能性があるとの事です。
【銅相場短期観測】
チリの銅鉱山は全体的な4月銅生産量は前年同月と比べて数%減少、ここ一年間連続して去年の生産量を下回っています。
環境問題や地元住民とのもめごとはまだ完全には解決はしていないそうです。
銅スクラップ資源相場は相対相場高が若干崩れてきました。基本的に相対相場で上がるのは中華勢による買いが影響を与えますが、海外の買いが5月と比べると少し慎重になっているようです。
銅相場が大きく下がってしまう可能性は今の時点では考えにくいですが、下がっても108万、上がっても118万という10万のレンジくらいで考えています。
資源スクラップの海外向け情報に関する話
5/28日の週刊スクラップニュースで記載していた内容で「中国向けスクラップ輸出に関するプチ情報」の欄に「5月のアジア向けコンテナでシップバックが多発、高品位状態でも返品されている」という内容について補足があります。
バンニングされたスクラップの実際の内容と通関の際に報告する内容が違う、という点があったそうです。
具体的には通関では40%線で報告を行い、実際は60%線だった。つまり税金的なスケープです。
昔からよく行われていた方法なので今更な感じはある物の、より一層スクラップ価格への影響は今後見込まれます。
※正確には正常になる、ということですが笑
アルミ相場も前回からアナウンスは変わらず、6月の後半も横ばいor若干の上げです。
ただし上物に関してはメーカーによっては「もういらないよ!」というところもあるため、相場は変わらずに実際はものが売れないということがありえるかもしれません。
※これは限りなく可能性は低いです。
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前回の記事はコチラ
来週の資源相場の注目点
資源相場は全体的にのんびりとしています。
建設系・解体系の発生はやはり5月から大きく落ち込んでいるようで、市場に活気が無いようにも見えます。
全体的に大きな動きは今のところないと思われるので、相場通り、通常営業、気温も高くなってきたので夏に向けて暑さ対策への切り替えをしながらのんびり動いていきましょう?
ブログ記事をYouTubeで発信してみました。
TwitterのDMや動画のコメント欄で応援のメッセージを頂き、本当に感謝しています。
そのため、不定期ではありますが、YouTube動画でのこのブログの内容やよりプラスされた情報の提供を発信していければと考えています。
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今週の金属スクラップ相場情報
銅相場
本日現在下げ余地あり!このままいけば来週に1~3万程度の下げ改定となります。
売りを決めるなら今週?でも時間がない!と焦らずに、銅スクラップの価格はおそらく大きく動かないと思われます。
ニッケル・ステンレス
上物若干上げ、スソ物横ばい、裏値対応先行、いつもどおりのステンレス相場。
アルミニウム
海外向けのサッシやアルミホイールは少し下がっています。
国内向けは変わらずで、スクラップ相場の乖離が小さくなっています。
鉄スクラップ
特に大きな動きはありませんが、そろそろ天井かなぁと商社がぼやいていました。
しかし鉄スクラップは発生難であるため、無い物高も今後…?
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今月は神田重量が決算が終わらないんです、、すいません、、、
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