2022年5月の資源相場と6月の予想【最新の非鉄金属-相場情報】
もしかして「金属スクラップの買取価格」をお探しですか?
2022年5月半ばではLME銅相場が一時9000ドルを割ってしまい、同時に円高も重なっていたため、市場には大きな不安が走りました。 5月の平均的な動きとしては、銅相場のみ行ったり来たりの国内銅建値125万前後の不安定な動きでした。
5/26の日銀の発表後、大きく円高へ向かいました。これにより国内の銅相場自体も実質下がります。 基本的に金属スクラップの資源相場はLME相場の動きを日本円で計算することで価格が出ます。 |LME資源相場(London Metal Exchange)とは?1877年に設立された取引所で、銅、ニッケル、亜鉛、鉛、スズ、アルミニウム、アルミ合金… 5月の金属スクラップ相場の印象は、実質的に4月の勢いや雰囲気で高値が残っていると考えています。 連休もありましたので、営業日数と発生数量はほぼイコールのため、月内手当分の確保なども見受けられました。
6月は相場も発生数量も厳しい状況が続く
世界的にも日本国内でも、景気を大きく左右するような良いニュースが出てくれば別かもしれませんが、国内の自動車産業を含めて生産が芳しくない状況が続いています。
アルミの二次合金メーカーの生産量や出荷量も今年に入ってから連続でマイナスが続いており、半導体不足や戦争による問題から日本の産業は大幅に鈍化しています。
リサイクルブログの見通しでは、短期的に発生が改善するとは見ておらず、悪い意味で長期化するのではないかと考えています。そのため、弊社グループのスクラップヤードは全工場で品種を問わず在庫の積み上げを減らしており、回転速度も通常より早く行っております。
6月の非鉄金属相場予測と動向
銅相場
ベースは125万円プラマイ3万で前半推移と予想していますが、 上物・スソ物が4月の最高価格に近い水準の可能性が高く、130万をゆっくり超える高水準な相場&月半ばあたりで手当てを急ぐ問屋は裏値や特値により集荷を急ぐのではないでしょうか?
最近の傾向では月末持ち越しを嫌う業者が多いようです。 ※真鍮系スクラップの相場はあまり変わらずと思われます。
※電線系スクラップは上物を中心に取り合いが予想されます。
アルミ相場
6月からアルミ相場は大きく下がります。 アルミホイールやアルミサッシなど、上物は4月から比べると50円~60円ほど下落しており、20%近く下がっている計算になります。 ホイールのメーカーは一部荷止め・荷制限となっており、ほぼ前半の枠を取り合いになってしまうのではないでしょうか? スソ物に関しても一部制限・横ばい・下げなど、メーカーや問屋により対応は異なると思われます。 5月から6月の水準は下記の通りと思われます 上物:10円~30円の下げ 裾物:10円以上の下げ ※アルミ缶は相場が独立しています。5円~10円の下げですが、買い気は強いです。
ステンレス相場
5月の半ばから一部荷止め・荷制限となっており、5月後半と比べて20円~30円ほど下げが予想されます。 アルミと同様で大幅な下落情報が流れた際、瞬間的にメーカーへの納品が集中したためキャパオーバーとも言えます。
鉄相場
去年から鉄相場はずっと上げ調子で、製品価格も大幅に上昇しました。 輸出がほとんど動いておらず、発生玉を国内で回していくという状況になっております。 短期的にまだ2000円(トン)ほど下落するという見方が多く、弱含みが続いています。 銅や鉄屑などの金属スクラップが高価買取される6つのポイントとは? 鉄くずなどの金属スクラップや銅・真鍮・電線・アルミ・ステン・鉛などの非鉄金属などは、意外と身近に多く存在しており、高く買取されることを知らない方が多いです。 全体的に弱含み相場が続くと思われます。 相場が大きく動くタイミングも瞬間的にはあるかもしれませんので、在庫をされる場合はお気を付けください。
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