鉄屑の種類とは?

 

鉄屑の種類

溶断屑

溶断工場で加工した後に出た、メッキされていない鉄板。ほぼ純粋な鋼であるため基本的にHSより高値で検収される。

HS

鉄板やH鋼など厚みのある発生屑。厚みがあるため高値で検収される。

新断屑

“しんだんくず”、あるいは”しんだちくず”とも読む。金属類の裁断屑。代表的なものとして、自動車のボディーを形成するために鋼板を打ち抜いた端切れがある。不純物が少なく高品質のスクラップとして高値で検収される事が多い。

H1

主に解体の時に発生した鉄筋などがこれに当たる、検収は相応に高い。

H2

トタンやロッカーなど厚さが薄いものが当たる。薄いために検収も弱い。

L1/L2/L3

錆びた薄いトタン等、鉄の品位が悪いもの。検収としては相当に低い場合もある。メーカーによっては検収規格としていないところもある。

ダライ粉

金属類の加工時に出る切削屑(せっさくくず)のこと。業界では、切り粉(きりこ)などとも呼ばれている。旋盤機などで丸棒を加工形成したり、ねじの溝を削るときなどに発生したもの。昔、主にダライ盤(オランダ語)という旋盤を使用して金属を切削していた事に拠りダライ粉と呼ばれる。鋳物の切削粉の場合は銑ダライ粉と呼ばれ検収規格も違う。

メカス​

ねじ、ボルト、ナットを作る時に発生する金属屑のこと。