【2021年】週刊スクラップニュース＃32
この記事は金曜日か土曜日の発行になります
銅の相場
歴史上最高更新と暴落
10/19に14万上げで134万、その後10/20に9万下げで125万、そして本日6万下げで119万円
歴史的にも非常に稀な変動で、最大上げ、最大の下げ、そして二日連続の変動という振り回される結果でした。
資源相場はそれでも強い（←ずっと言い続けています！）
資源相場の高騰は銅を中心にアルミや亜鉛も強気な状態は変わらず、鉄相場も世界的に需要が逼迫しています。
また、物不足も深刻でアイテムの取り合いや商圏争いが激化しています。基本的に金属スクラップの買値は、業者によりバラバラですので、買値で戦うヤードもあればマーケティングで戦うヤードもあり、お客様はニーズによって好みがわかれるところでしょう。
金属スクラップの発生が少ない以上、しっかりと相場を反映させてより利便性の高い運営を心掛けたいと思います。
金属製品の盗難も増えています。弊社にも毎日のようにテレビ局や新聞社からの取材の申し込みがあり、対応に追われています。
鉄屑などであっても、軽トラックに少し積むだけですぐに数万円になる場合もあり、特に年末にかけて毎年盗難が多くなってきますので、対策・予防をオススメしています。
前回の発信でも触れていましたが、トヨタと新日鉄のニュースでもありましたが、鉄相場が今週に反応して上がりました。海外と比べ日本の鉄スクラップは安いということもあり、その結果製品価格が安くなってしまうという状態が改善されるのではないでしょうか？
金属スクラップを扱う業者の立場改善にもなり、今後ますます重要となるリサイクルという課題に日本を代表する企業として新日鉄の動きは胸がすいた思いです。
脱炭素・カーボンニュートラルへ向けて資源関連も今後大きく発展していくのではないかと思います。
銅相場どこまでいくのか？！
6月1日にTwitterで皆様の予測のアンケートを取ってみました。
銅相場・銅建値予測
6月～7月の間で銅建値の最大値はどれくらい行くと思いますか？
スクラップ屋さん、トレーダーさんなどのご意見お聞かせください。#みんなの銅相場予測#銅スクラップ#チリの銅鉱山#銅製品#銅建値#銅相場#非鉄金属#週刊スクラップニュース#非鉄金属リサイクルブログ— 金属買取の神田重量金属｜中の人 (@kandajkinzoku) June 1, 2021
中国向けスクラップ情報「国家備蓄局」関連は下記をチェック
資源スクラップの海外向け情報に関する話
海外向けで一番ホットなアイテムはアルミスクラップです。なぜアルミが高騰しているか、アルミスクラップが人気なのかというと、アルミホイールや自動車のエンジンコロに含まれる「シリコン」は、中国を中心に生産されていましたが、環境問題や電力不足の問題からアルミスクラップの需要が増えたことが要因です。
直近の中国内情報によると、電力供給問題は若干改善してきているため、ある程度スクラップ価格は落ち着くと思われますが、再生エネルギーに向けた太陽光パネルの引き合いは依然急増しているため、様々な問題により「まだまだ上がる」「横ばい」が綱渡りの状態ではあります。
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前回の記事はコチラ
来週の資源相場の注目点
おそらく来週は月末ということもあり、勝負は11月に持ち越しではないでしょうか？アルミや銅がまともに値段が出てくるのも相場がある程度落ち着くのも、来月の様子を見てという方も少なくないはずです。
若干資源相場も情報戦みたいになってきた気もします。海外相場やLMEからしっかりと計算しながら、世界中の動向をチェックしていく必要があり、このブログでも可能な限り最速・確実なニュースを届けていきたいと思います。
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