シリコン（ケイ素：Si）とは？
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シリコン（ケイ素：Si）
半導体製品に使用されるシリコン合金（ケイ素：Si）は、世界中の様々な場所に存在する資源で、酸素の次に多い物質とされています。
ケイ素は基本的にどこでも採掘すると発生します。また、樹木など植物にも含まれており、「どこにでもある元素」ともよばれています。
そんなどこにでも存在するケイ素ですが、製品として使用するためにシリコン元素を取り出す（精錬加工）必要があります。
シリコン製品には高純度の単結晶構造が必要
ICなどの集積回路などの半導体に使用されるシリコン原料は、99.999999999％（イレブン・ナイン）という超高純度の単結晶構造が要求されます。
また、シリコンの精錬にはアルミニウムと同様、酸化物から還元する際に大量の電力を必要とするため、電力の安い中国やヨーロッパなどから金属シリコンを輸入するのが一般的です。
半導体向けシリコン：純度99.999999999％「イレブン・ナイン」
太陽光向けシリコン：純度99.999%「ファイブ・ナイン」
金属シリコンの精錬工程
①シリコン材料の珪石などを粉砕加工
電気炉やアーク炉に投入可能なサイズへ破砕を行います。
②電気炉やアーク炉で溶解
溶解することにより含まれた成分を安定させます。
③不純物の処理
シリコン以外の不純物やガスを処理します。
④冷却工程
大まかな形で自然冷却を行います。
⑤固まったシリコン金属を破砕・選別
ある程度のサイズに整え、原料用に選別を行います。
※この時点では98％ほど
金属シリコン原料は製品へ加工される
原料工程を終えた金属シリコンは、さらなる精錬を行い、シリコン元素99.999999999％（イレブン・ナイン）が完成します。
この後の工程は、半導体を作る工程となりますので、詳しくは下記の記事をご参考ください。
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この記事について（著者情報）
金属リサイクルの専門家として金属スクラップを取り扱う神田氏と山崎氏が解説しています。
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滋賀県金属リサイクルブログの記事を担当するライターの【山﨑社長】についてプロフィールを記載しています。
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