ワイヤースクラップ(鉄屑)とは?

 

 もしかして「鉄スクラップ」の買取価格をお探しですか?

 

 

 現場でよく出る“線材くず”の正体とリサイクル価値

 建設現場や解体工事、鉄筋加工工場などで頻繁に発生する「ワイヤースクラップ」。

 見た目はただの“鉄線くず”ですが、リサイクルの世界では立派な資源です。

 本記事では、ワイヤースクラップの特徴、種類、処理・選別のポイント、そして買取の際に注意すべき点を解説します。

 

ワイヤー屑、鉄ワイヤースクラップの取扱、金属買取の神田重量金属株式会社

 

ワイヤースクラップ(鉄屑)

 

 「ワイヤースクラップ」とは、鉄製の線材や針金類の廃材を指します。

 現場では「番線屑(ばんせんくず)」や「鉄線くず」「鉄ワイヤーくず」などと呼ばれることもあり、主に以下のような形で発生します。

  • 建築現場で使用された番線や結束線の切れ端

  • 型枠や鉄筋固定用に使われた鉄線の残材

  • 古い柵やフェンスに使われていたワイヤー

  • 鉄線を使用した製品(バネやネットなど)の解体物

 

 ワイヤースクラップの特徴


  材質   :主に軟鋼(低炭素鋼)で磁性あり。鉄スクラップとして分類される。

  見た目  :細く長い形状が多く、絡まりやすい。油や塗装が付着している場合も。

  重量感  :軽量だが、量がまとまると意外に重い。

リサイクル適性:可燃物や異物を除去すればリサイクルしやすく、再溶解が可能。

 

 ワイヤースクラップの種類


 ワイヤースクラップにはいくつかのタイプがあります。分別によって価格や評価が変わるため、種類ごとの特徴を知っておきましょう。

1. 黒皮番線(くろかわばんせん)

加工されていない鉄線。表面が酸化して黒っぽい。建築用途でよく使われる。

2. 亜鉛メッキワイヤー

表面に防錆目的の亜鉛がメッキされている。フェンスやネットに使われる。
※メッキ成分の影響で通常の鉄スクラップより評価が下がる場合あり。

3. ステンレスワイヤー(混入注意)

見た目は似ているが別素材。鉄スクラップに混入すると品質が落ちるため厳密な分別が必要。

 

 処理・選別のポイント

  •  絡まりの解消 :絡まった状態だと処理効率が下がり、査定に影響。なるべく解いてまとめる。

  •  異物の除去  :プラスチック、布、絶縁材などが混ざっていればマイナス査定に。

  •  材質の確認  :非鉄やステンレスが混じると鉄として扱われず、全体の評価が下がる。

  • 油分や塗装の有無:過剰な油分やコーティングは減額の要因。

 

 買取時の注意点


  • 量が少ないと値がつきにくい:ワイヤー類は軽いため、ある程度まとまった量が必要

  • 材質混在はNG:ステンレスやアルミが混入していると買取不可になることも。

  • 専門業者に相談を:線材スクラップに詳しい業者であれば、正しく評価してもらえる。

 

 ワイヤースクラップ(鉄屑)の検収


 ワイヤースクラップの鉄屑としての検収は、級外として扱われる事がほとんどで、業者によっては取扱自体が不可となる場合もありますので、事前に相談しましょう。
 また、磁石につかないワイヤーロープはステンレスなどの可能性がある為、鉄スクラップより価値は高くなる場合がありますので、仕分けて売却することをお勧めします。
 現在の一般的なワイヤースクラップの買取価格につきましては、買取価格一覧からご確認頂けます。

 

まとめ:ワイヤースクラップも貴重な資源!

 一見、ただの細い鉄くずに見えるワイヤースクラップですが、しっかり分別・整理すれば立派な再資源となります。
 絡まりや異物混入を防ぎ、材質ごとに選別することで、買取価格アップも可能です。
 鉄屑のなかでも扱いがやや難しい分類ですが、正しく理解し、リサイクルの価値を引き出していきましょう。

 

 

 

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  この記事について(著者情報)

 金属リサイクルの専門家として金属スクラップを取り扱う神田氏と山崎氏が解説しています。

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