Cプレス(スチール缶プレス)とは?

 

 もしかして「Cプレス(スチール缶プレス)」の買取価格をお探しですか?

 

 

 ~圧縮された“缶のかたまり”が生まれ変わるまで~
 日常生活でよく使われるスチール缶(鉄製の飲料缶や食品缶)。
 これらを集め、圧縮して再資源化しやすい形にしたものが”Cプレス(スチール缶プレス)”です。
 この記事では、Cプレスの基本、リサイクルの流れ、買取のポイントを金属リサイクルのプロ目線で分かりやすく解説します。

 

スチール缶の取扱、滋賀県金属買取の神田重量金属株式会社

 

Cプレス(スチール缶プレス)

 Cプレス(スチール缶プレス)は、スチール缶などの飲料缶をプレス加工した鉄スクラップです。主に金属リサイクルの工場で発生する金属屑のことを指します。
 一般的にスチール缶プレスはスクラップ業者が加工することにより発生する金属スクラップで、磁選機によりスチールを中心にプレス加工されています。

 

 Cプレスとは? 定義と概要


 Cプレスとは、スチール缶を圧縮機でプレスしてできた“鉄のブロック状スクラップ”のことです。

 再資源化を前提に、缶を効率よく運搬・保管・溶解できるようにするための加工方法のひとつです。

  • 材質 :スチール(鉄製)缶が主成分
  • 形状 :30〜60cm程度の立方体または直方体
  • 重量 :約200〜400kg/1ブロック(大きさにより変動)
  • 混入物:プラスチック、アルミ、紙ラベル等の除去が望ましい
  • 用途 :製鋼原料(電気炉・高炉)

 

 スチール缶とアルミ缶の違い


 Cプレスはスチール缶専用。アルミ缶を混ぜると品質が低下し、減額や買取拒否の対象になります。

※磁石でくっつくかどうかが分別のポイント!

 

 Cプレスのリサイクル工程


  1. スチール缶を分別・収集
     一般家庭や事業所、自治体回収、スーパーの回収箱など。

  2. 異物除去
     中身、ビニール、ラベル、プラスチック部品を取り除く。

  3. プレス加工
     専用の圧縮機で高密度に固めてブロック状に

  4. 出荷・製鋼所へ搬入
     再溶解され、新たな鉄製品(自動車部品・建材など)へ生まれ変わる。

 

 Cプレスの買取価格と評価ポイント


  • 純度:アルミ・プラの混入が少ないほど高評価
  • 密度:プレスの仕上がりが良いほど扱いやすく、高評価
  • 水分:雨ざらしや液体混入は評価ダウンの原因に
  • 錆び:大量の腐食があると減額対象になる場合も
 買取相場(2025年6月現在)
 → 15円〜25円/kg程度(純度・地域によって変動)

 

 Cプレスのメリットとは?


 運搬・保管が効率的

バラの缶に比べてかさばらず、トラック輸送やヤード保管に最適

 炉投入しやすい

圧縮されているため、溶解時の投入がしやすく炉効率もアップ

 環境負荷の低減

缶を埋立処分せず、鉄資源として再利用することでCO₂削減にも貢献。

 

 よくある質問(Q&A)


 Q1. 自分でCプレスを作るには?

→ プレス機(ベーラー)が必要です。個人や小規模事業者には難易度が高いので、回収業者やスクラップヤードに持ち込む方が現実的です。

 Q2. 混ざった缶はどうしたらいい?

 → スチール缶とアルミ缶を磁石で仕分けし、スチール缶のみで固めた方が高評価です。

 Q3. Cプレスはどこで売れる?

 → 金属リサイクル業者・製鋼会社・鉄スクラップ中間処理業者などで取り扱われています。

 

 スチール缶プレスのサイズと検収


 検収のサイズは最大辺600以下でプレスされたもので、スチール缶の性質上ハードプレス(高圧プレス)で加工されている事が一般的です。
 プレス加工を行う主な目的は運搬や鉄を溶かす際のロスを減らすことが目的とされており、効率的にスクラップの材料を取り扱う事が可能となっています。
 現在の一般的なスチール缶プレスのスクラップ買取価格につきましては、買取価格一覧からご確認頂けます。

 

まとめ|Cプレスは「小さな缶から大きな資源へ」

  • スチール缶を再資源化するための圧縮処理品

  • 再利用性が高く、鉄鋼業に欠かせない原料

  • 純度・密度・乾燥状態で買取価格が大きく変動

  • 正しい分別と管理で、収益化も環境貢献も両立可能

 スチール缶は“ただのゴミ”ではなく、次世代の鉄資源

 正しく分別・プレスして、価値あるCプレスへと生まれ変わらせましょう!

 

 

 

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  この記事について(著者情報)

 金属リサイクルの専門家として金属スクラップを取り扱う神田氏と山崎氏が解説しています。

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