歩留まり(含有率)とは?
金属スクラップ業において歩留まり(ぶどどまり)とは、不純物除去や加工工程で、設定する原料や材料から得られる最終製品や加工物の量を示す指標です。
一般的に、製造業や加工業において、原料や材料から最終製品までの変換工程で何らかの損失が生じるため、その効率性を評価するために歩留まりが重要な指標となります。
歩留まり(含有率)とは?
一般的に電線スクラップなどで使われる場面が多く、電線屑の中に何割の銅と皮(プラ)があるか?という計算で使用します。
具体的には1,000㎏の電線の内部に何割の中身(銅の部分)が あるのか?という意味です。
※電線の場合は銅率とも言います。
例えば60%の歩留まりの線があった場合、
加工した ピカ銅や込銅(金額でもよい)×60%=賞味歩留まり
という計算にもつかえます。
※実際は加工費用をマイナスします。
参考例:銅建値80万円で60%線を計算する場合
◇ 銅建値|800,000×0.9(ピカ銅の計算値は銅建値の90%)=720
◇ 720(ピカ銅)×0.6(60%の線)=432
◇ 金属スクラップとして買取をする場合、この数字をベースに加工賃や経費を計算します。
◇ 432(実質歩留まり)-50~(ナゲット加工、剥線加工費用、被覆の処分費用)=382~
※基本的には上記のように計算出来ますが、線の種類により加工費用などが変動するため、実際は加味した計算が必要になってきます。
家電線【弱電線】
va線【fケーブル】
家電ハーネス【弱電ハーネス】
ハーネス線【自動車ハーネス】
シュレッダーハーネス
アルミ線
鉄線・鋼線
カラー線【単線】
通信線
吊り線【鉄付き線】
50%線【太線】
60%線【65%線】
皮銅【皮付き配管パイプ】
75%線【80%線】
銅帯線
レール銅
鉄管線【鉄巻き線】
剥線【線剥き】
ナゲット加工
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