【2021年】週刊スクラップニュース＃33
この記事は金曜日か土曜日の発行になります
アルミニウム、亜鉛、ニッケル、銅、鉄鋼など、様々な金属が世界的に高値で推移した10月
LME銅在庫は枯渇気味
金属の原料の採掘には原油の高騰によって大きく相場を押し上げる場合があります。
原油の生産も調整されており、日本でも価格高騰により様々な産業に影響を感じているのではないでしょうか
資源相場はそれでも強い（←ずっと言い続けています！）
・Nyrstarという亜鉛や鉛の世界最大の生産会社がヨーロッパの主要3か所で生産量を最大50％削減すると発表
・銅の在庫指数が0になる可能性がささやかれている
・グリーンエネルギーが加速することにより、需要が堅調
金属スクラップが相場上昇している背景にはコロナ過の収束を見越して様々な製品が増産傾向にあり、インフラや設備投資が進めば更なる高騰もあり得ます。
新銅製品や電線などの製品も市中が混乱しており、取引自体が止まっていたというケースも聞きます。
金属製品の盗難も増えています。弊社にも毎日のようにテレビ局や新聞社からの取材の申し込みがあり、対応に追われています。
鉄屑などであっても、軽トラックに少し積むだけですぐに数万円になる場合もあり、特に年末にかけて毎年盗難が多くなってきますので、対策・予防をオススメしています。
世界が同じ方向へ動き出す
銅相場は今後本格的に製品価格への転嫁が進み、上昇していくと思われます。日本だけでなく、世界的に銅資源は不足しており、電気自動車やインフラが牽引するとともに価格は上昇していくのではないでしょうか
銅相場どこまでいくのか？！
6月1日にTwitterで皆様の予測のアンケートを取ってみました。
銅相場・銅建値予測
6月～7月の間で銅建値の最大値はどれくらい行くと思いますか？
スクラップ屋さん、トレーダーさんなどのご意見お聞かせください。#みんなの銅相場予測#銅スクラップ#チリの銅鉱山#銅製品#銅建値#銅相場#非鉄金属#週刊スクラップニュース#非鉄金属リサイクルブログ— 金属買取の神田重量金属｜中の人 (@kandajkinzoku) June 1, 2021
中国向けスクラップ情報「国家備蓄局」関連は下記をチェック
資源スクラップの海外向け情報に関する話
海外向けで一番ホットなアイテムはアルミスクラップです。なぜアルミが高騰しているか、アルミスクラップが人気なのかというと、アルミホイールや自動車のエンジンコロに含まれる「シリコン」は、中国を中心に生産されていましたが、環境問題や電力不足の問題からアルミスクラップの需要が増えたことが要因です。
直近の中国内情報によると、電力供給問題は若干改善してきているため、ある程度スクラップ価格は落ち着くと思われますが、再生エネルギーに向けた太陽光パネルの引き合いは依然急増していますが、様々な問題により「アルミの上物」「アルミホイール」が大幅に下落すると思われます。
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前回の記事はコチラ
来週の資源相場の注目点
先週から言っていた通り、今週は銅相場の動きはありませんでした。上がっても下がっても１１月に荷物を持ち越す方も多かったのではないでしょうか？
若干資源相場も情報戦みたいになってきた気もします。海外相場やLMEからしっかりと計算しながら、世界中の動向をチェックしていく必要があり、このブログでも可能な限り最速・確実なニュースを届けていきたいと思います。
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そろそろ年末モードでいろんなバタバタが…
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