【2021年】週刊スクラップニュース#35
銅相場・資源相場・金属スクラップ相場を解説
※この記事は金曜日か土曜日の発行になります
このペースでいけば来週でLME銅在庫が100,000トンを割り込むと思われます。
銅相場の本格的な動きはこれからかもしれない
銅の在庫に異変が起きており、金属全般にロンドン金属取引所(LME)の在庫は減少する傾向にあるが、銅の場合は倉庫から出荷待ちの状態にある「キャンセル・ワラント」と呼ぶ量が急増しています。
バンク・オブ・アメリカ証券によるとその比率は足元で一時90%を超えた。つまり在庫の大半はすでに出荷が予定され、その分が出払うと水準が大きく低下することを示しています。
資源相場はそれでも強い(←ずっと言い続けています!)
価格が高騰すると、いずれ買い手が減り、価格は下がり始めるというのが、これまでのコモディティー相場のサイクルです。ところが、世界の主要国で脱炭素のアクセルが強く踏まれたため、再生可能エネルギー需要の新しい買い手が多少の相場高騰をものともせず、大量の買い付けに動くようになっています
世界が同じ方向へ動き出す
深刻な銅相場の不足により、今後上昇していくと思われます。日本だけでなく、世界的に銅資源は不足しており、電気自動車やインフラが牽引するとともに価格は上昇していくのではないでしょうか?
資源スクラップの海外向け情報に関する話
現地情報では、金属スクラップの価格は落ち着いているというよりは、全体的に下がってきているそうです。中国で進む環境対策と電力不足は、産業資材の消費国としてこれまで大量に飲み込んできた使用量を減らす方向に働いています。
そのため、7月~10月ごろまでアルミスクラップの高騰がありましたが、現在ではかなり下がってきており、動きも鈍いようです。
中国向けスクラップ情報「国家備蓄局」関連は下記をチェック |
来週の資源相場の注目点
個人的には来週くらいで戻してくるのではないでしょうか?と言っていましたが、どうも動きが鈍いように感じます。
それでも足元のLMEでは少し戻してはいるもののレンジ内の動きであることは変わらず、安定している?のでしょうか
前回の記事はコチラ
最新金属スクラップ相場情報
銅相場 |
ベースは120万円でレンジ。動くとしたら、という意味では来週に期待しています |
アルミニウム |
アルミスクラップ上級屑を中心に大きく下げました。来週も下がります。 |
ニッケル・ステンレス |
LME相場は少し戻しましたが、スクラップ相場への影響は限定的。 |
鉄スクラップ |
今週は2回小幅下げがありました。ズルズルという感じはしませんが、注意が必要です。 |
銅相場どこまでいくのか?!
11月12日にTwitterで皆様の予測のアンケートを取ってみました。
https://twitter.com/kandajkinzoku/status/1459007702466633735?s=20
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そろそろ年末モードでいろんなバタバタが…
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