H2(鉄スクラップ)とは?

 

 もしかして「H2(鉄スクラップ)」の買取価格をお探しですか?

 

 

 ~最も身近で多く流通する鉄くずの特徴と価値~
 鉄スクラップには様々なグレードがありますが、その中でも「H2(エイチツー)」は、最も身近で多く流通している標準的な鉄スクラップです。
 「H2って何が基準なの?」「H1やHSとはどう違うの?」そんな疑問に、金属リサイクルのプロが分かりやすく解説します。

 

H2スクラップの取扱、滋賀県金属買取の神田重量金属株式会社

 

H2(鉄スクラップ)

 H2(鉄スクラップ)は、鉄筋屑、ブリキ、薄鉄、自動車の足回り、切断済みドラム缶、自動車用ホイール、モーターブロック、鋳物などの鉄スクラップです。
 主に金属のリサイクル工場で加工することにより発生する金属屑のことを指します。
 一般的にH2鉄スクラップは鉄スクラップとして発生することもありますが、金属スクラップの加工により生産されます。

 

 H2スクラップとは?定義と基本情報


 H2とは、厚みが3mm未満の鉄スクラップで、軽量で再資源化しやすいタイプの鉄くずを指します。主に電気炉用の製鋼原料として使われます。

  • 厚さの目安: 約1.6mm~3mm以下
  •  重さ  :若干軽量
  •  純度  : 比較的高いが、異物が混じる場合も
  • 主な使用先: 電気炉による製鋼
  •  発生場所:比較的軽く、加工済みの直材・短尺品が多い

 

 主な発生源と具体例


  • 古くなった鉄製家電(洗濯機・ストーブ等)

  • 解体現場のトタン板、軽量鉄骨

  • 農機具、工具、鉄パイプなど

  • 小型工場やDIY現場から出る鉄くず

 家庭や農業現場からも発生しやすく、「雑品系」と並んで初心者にもなじみやすいグレードです。

 

 ※2025年6月時点の参考価格。地域・市況によって変動します。

 

 H2スクラップのメリットと使われ方


 リサイクルのしやすさ

形状が小さく軽いため、炉に入れやすく加工コストが抑えられる

 安定供給が可能

 家庭や工場、建築現場などあらゆる場所から排出されるため流通量が豊富

 電気炉製鋼に最適

薄くて熱が通りやすく、製鋼効率の良い材料として重宝されます。

 

 買取価格を上げるコツ


 1. 異物を取り除こう

 プラスチック、ゴム、木材、コード類など鉄以外の素材は減額対象になることが多いです。

 2. 分別しておこう

H2以外の素材(ステンレス、アルミ、銅など)と混在していると「雑品」扱いになる可能性があります。

 3. 小さく切るのもアリ

炉に入れやすい30〜50cm程度にカットしてあると、評価が上がることもあります(業者による)。

 

 よくある質問(Q&A)


 Q1. H2はどこで売れるの?

 → 一般的な鉄スクラップ買取業者、リサイクル業者、金属回収センターなどで取り扱いがあります。

 Q2. 家庭の鉄ゴミもH2になる?

→ 条件次第で可能です。鉄製の家具、工具、DIY残材などが該当することがあります。

 Q3. 軽すぎてもH2として扱われる?

→ 極端に薄い(1mm以下など)とH2ではなく「スチールくず」「薄板」など別カテゴリになることがあります。

 

 H2屑スクラップのサイズと検収


 検収のサイズはインサイズ(厚さ3ミリ以上・長さ800×1200以下)で溶鉱炉にそのまま入る状態が理想とされています。
 肉厚が高い物が好まれますが、単体の重量が1トン以下であることが前提とされています。
 また、酸化している(サビている)状態で価格が下がることは基本的にはありません。
 現在の一般的なH2屑スクラップの買取価格につきましては、買取価格一覧からご確認頂けます。

 

まとめ|H2スクラップは「最も身近な鉄資源」

  • H2は厚み3mm未満の軽量鉄くず
  • 家庭・建築・工場など幅広い場所で発生
  • 選別と処理をしっかりすれば買取価格アップも狙える
  • 製鋼原料として需要があり、安定的に取引される

 「捨てる鉄」から「価値ある資源」へ

 H2スクラップは、誰でも扱いやすいリサイクルの第一歩です。

 

 

 

 

 鉄スクラップ【検収の種類】


鉄くずの歴史と性質
ヘビー屑とは?
鉄スクラップの種類
 ≫新断スクラップ
 ≫HS(鉄スクラップ)
 ≫H1(鉄スクラップ)
 ≫H2(鉄スクラップ)
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 ≫雑品スクラップ
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 ≫リフト系スクラップ
 ≫建設機械系スクラップ
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 ≫一般金属スクラップ
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 ≫シュレッダー屑(鉄屑)
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 ≫敷鉄板(中古)
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 ≫錆びた鉄スクラップ(鉄屑)
 ≫鉄スクラップの処分でお困りの場合
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  この記事について(著者情報)

 金属リサイクルの専門家として金属スクラップを取り扱う神田氏と山崎氏が解説しています。

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