CVケーブルとCVTケーブル

CVケーブルとCVTケーブルの違いを解説

 

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CVケーブルとCVTケーブル

 CVTケーブルとは、単芯のCVTケーブルを3本により合わせたり、まとめたケーブルのことを指します。

 一番外側のビニルシースを剥がした時点で、CVケーブルには多くの介在物が入っていることがわかります。これは、外形を円形にするためです。CVTケーブルには存在しません。

 ※電線ケーブルスクラップにおいては、CVの単芯もCVTスクラップとして銅率やスクエア(SQ/mm)の50%~85%として買取りされます。

 

 CVTケーブルとは、CVの単線をよりあわせたもの


 CVに比べ、CVT線の方が許容電流が高く、銅が使用される歩留まりも高くなっています。【CV<CVT】

  1.  2本ならCVDデゥプレックス(黒と白)
  2.  3本ならCVTトリプレックス(黒と白と赤)
  3.  4本ならCVQカドラプレックス(黒と白と赤と青)3相4線式

 ※PLEX(プレックス)いくつかの数、または部分に分けられたことを表す。

 

画像で解説!

CVTとCVの具体的な違い

※電線スクラップにおいて、この状態でもCVTと呼ばれる

 ※電線スクラップにおいて、この状態でもCVTと呼ばれる

単芯のCVケーブルが1本ある状態の画像です。
これを3本より合わせることでCVTとなります。

 

CVの単芯を3本より合わせた状態でCVTケーブルとなる

 ※CVの単芯を3本より合わせた状態でCVTケーブルとなる

CVTケーブルの画像です。
CV単芯が3本合わせた画像です

 

CV-3CとCVTケーブルの違いはそれぞれに介在物があるか、より線かの違い

 ※CV-3CとCVTケーブルの違いはそれぞれに介在物があるか、より線かの違い

これは電線スクラップでいうところの3本線・60~70%線です。
製品として3本になっている状態のCVケーブルになります。

 

IVケーブルには様々な色があり、CVTと似ているが、被覆が1枚であることが特徴です。

 ※IVケーブルには様々な色があり、CVTと似ている、被覆は1枚です。

【豆知識】IV線はCVTケーブルや80%線と似ている電線ケーブルです。
様々な色があり、被覆が1枚しかない特徴があります。

 

 電線スクラップとしての価値

 電線スクラップとして扱われるCVT線やCV線のスクラップとしての価格は銅率によって価格は異なりますが、100mmなどのスクエア数が大きくなるほど価値は高くなっております。※導体に使用される銅の歩留まりによって価値が変わります。
 一般的にCVT系のケーブルは、100スケ以上で80%の電線スクラップとして扱われており、価格が高いスクラップになっており、現在の買取価格につきましては、買取価格一覧からご確認頂けます。

 

CVTケーブルの歩留まり一覧

85%~

・325sq(325スケ)
・350sq(350スケ)
・400sq(400スケ)
・500sq(500スケ)
・600sq(600スケ)

80%線

・100sq(100スケ)
・150sq(150スケ)
・200sq(200スケ)
・250sq(250スケ)
・300sq(300スケ)

75%

・60sq(60スケ)※
・100sq(100スケ)※

70%

・38sq(38スケ)※
・60sq(60スケ)※

60%

・14sq(14スケ)素線経1.6mm×7本/導体外径約 5mm
・22sq(22スケ)素線経2.0mm×7本/導体外径約 6mm
・38sq(38スケ)※

50%

・ 8sq( 8スケ)

 


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  この記事について(著者情報)

 金属リサイクルの専門家として金属スクラップを取り扱う神田氏と山崎氏が解説しています。

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