【ゴミの捨て方シリーズ⑤】家電製品の捨て方は?電池や蛍光灯・LEDはどのように処分すべき?
「家電製品はどのようにして捨てればいい?電池や蛍光灯・LEDの処分方法についても知りたい!」
家電製品や照明器具は、購入して数年経つと買い替え時期を迎えます。
いざ処分しようとすると、どこに捨てていいのか、誰に処分を依頼したらいいのか悩むことがありますよね。
- 家電製品の捨て方を知りたい
- 電池や蛍光灯・LEDはどのように処分すべき?
- 節電できる家電製品を使いたい
など、家電製品の処分方法や、うまく節電する方法について知りたいはず。
そういうわけで今回は、『家電製品の捨て方』や『電池や蛍光灯・LEDの処分方法』をご紹介していきます。
家電製品や照明器具を使う際の節電方法についても触れていくので、ぜひ参考にしてください!
この記事は下記の内容構成になります
・家電製品の捨て方
・電池や蛍光灯・LEDの処分の仕方
≫電池の処分の仕方
≫蛍光灯の処分の仕方
≫LEDの処分の仕方
・不用品回収業者を利用する際の注意点
・節電を意識した家電製品や照明器具の利用を心がけよう
・「家電製品の捨て方」についてのまとめ
家電製品の捨て方
家電製品は、以下の『家電4品目』において、家電リサイクル法で定められた方法でリサイクルしなければなりません。
- エアコン
- テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・衣類乾燥機
家電4品目においては、基本的に購入した店舗に回収を依頼しましょう。
どこで購入したか分からない場合は、市区町村の窓口に尋ねて、処分方法を教えてもらってください。
引き取ってもらうときは、『家電リサイクル券』を記入し、控えは取っておきましょう。
また、家電4品目以外の『小型家電』も基本的に『小型家電リサイクル法』に基づきリサイクルします。
小型家電は携帯電話やデジタルカメラ・ゲーム機などで、具体的な回収品目は各市町村ごとで決められています。
小型家電の回収場所は、おもに以下のとおりです。
- 公共施設
- スーパー
- 家電販売店
- 学校
上記の場所に専用の『回収ボックス』を設けたり、町内の資源ごみ集積所に『回収コンテナ』設置したりする方法があります。
いずれにしても、各自治体や回収場所のルールにしたがって捨てるようにしてください。
電池や蛍光灯・LEDの処分の仕方
電池や蛍光灯・LEDは、家電製品には含まれません。
これらの処分方法について悩む人も多いのではないでしょうか。
そこでここからは、電池・蛍光灯・LEDそれぞれの処分の仕方についてご紹介していくので、チェックしてみてください!
電池の処分の仕方
電池の種類によって捨て方が変わります。
以下の電池は、端子部分にテープを貼って絶縁し、各自治体の指示にしたがって捨ててください。
- アルカリ乾電池
- マンガン乾電池
- リチウム一次電池
上記の電池は、多くの自治体が一般の不燃ゴミとして取り扱っています。
続いて以下の電池は、同じく端子部分にテープを貼って絶縁し、回収協力店にある『ボタン電池回収缶』に入れてください。
- アルカリボタン電池
- 酸化銀電池
- 空気亜鉛電池
また、以下の充電池は、同じく端子部分にテープを貼って絶縁し、回収協力店にある『リサイクルBOX』に入れてください。
- リチウムイオン電池
- ニカド電池
- ニッケル水素電池
これらはリサイクルすれば、ニッケルやコバルトなどの貴重な資源として再生できます。
蛍光灯の処分の仕方
蛍光灯には有害物質である水銀が含まれているため、可燃ゴミとして出せません。
不要な蛍光灯は、自治体によって異なりますが、定期的に無料で回収してくれるところがあります。
もしくは、自治体や家電量販店が設置している回収ボックスに持ち込んで処分する方法もあり、こちらも無料なので利用しましょう。
自治体に回収してもらう場合は、割れてケガを防ぐために新聞紙などに包んで捨ててください。
蛍光灯の処分の仕方
LEDには有害物質は含まれていないため、不燃ゴミもしくは粗大ゴミとして自治体に回収してもらいましょう。
その際、プラスチックカバーや金属がある場合はできるだけはずしてから捨ててください。
ちなみに、粗大ゴミとして回収してもらう場合は、有料になるためチケットの購入が必要です。
不用品回収業者を利用する際の注意点
家電製品の処分は、不用品回収業者を利用するのもおすすめです。
ただし、違法な回収業者も多いため、市区町村が指定する業者を選んで安心して利用しましょう。
家電製品の種類によっては、無料で引き取ってくれる場合もあります。
処分するものが多かったり、店舗などへ持ち込む時間がなかったりする場合は、ぜひ利用してみてください!
節電を意識した家電製品や照明器具の利用を心がけよう
古い家電を処分し、新しいものを購入するときは『エコ』や『節電』を意識する人も多いのではないでしょうか。
すでにお持ちの家電を使用するときにも、節電を意識することは大切です。
2022年夏、東京都において電力のひっ迫が予想されるとのことで、政府が『節電ポイント』という支援制度を設けました。
電力各社のポイント制度に参加している人が節電に協力すれば、2,000円相当のポイントが付与されるとのことです。
夏の間はとくにエアコンなどの電力需要が高くなります。
ですが、節電しつつ、熱中症にも気を付けなければなりません。
節電方法の一例として、以下にエアコンの効率的な使用方法をご紹介するのでぜひ参考にしてください。
- エアコンは暑いと感じたときに、温度を下げるのではなく風量を強めたほうが節電になるため、『自動』に設定する
- フィルターを2週間に1度を目途に掃除する
- 扇風機を併用して冷気を部屋全体に回す
- 室外機の周辺に物を置かない(熱を逃がしやすくするため)
エアコンをつけたり消したりして部屋の温度を調節するのが一番電気代が上がるので、気を付けましょう。
「家電製品の捨て方」についてのまとめ
今回は、『家電製品の捨て方』や『電池や蛍光灯・LEDの処分方法』をご紹介してきました。
家電4品目の処分は、購入した店舗に引き取ってもらうのが一般的です。
どこで購入したか分からない場合は、市区町村が指定する業者に処分を依頼しましょう。
小型家電についてもリサイクルの対象のため、各自治体が設置している『回収ボックス』に入れるのが基本です。
電池や蛍光灯・LEDは、今回ご紹介したとおりに処分しましょう。
どこに処分したらいいか分からないときは、市区町村の窓口に尋ねるのが安全です。
違法な処分業者が多く、トラブルにならないために注意して業者選びをするようにしてください!
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