コバール(Kovar) 【特殊金属】とは?

〜ガラスと金属の狭間で生きる特殊合金の実力〜

 

 もしかして「特殊金属・レアメタル」の買取価格をお探しですか?

 

 

特殊金属一覧へ戻る

様々な特殊金属を取扱いしています。

 

特殊金属一覧、レアメタル一覧、特殊金属買取の神田重量金属株式会社

 

 「コバールって、何のスクラップ?」
 現場でそう聞かれてピンとくるなら、あなたはかなりの金属通です。
 コバール(Kovar)とは、鉄をベースにニッケルとコバルトを加えた特殊合金で、その最大の特徴は熱膨張係数がガラスに近いという点。つまり、ガラスと金属を密着・封止するために生まれた金属です。
 精密機器、電子管、真空管、センサーなど、ちょっと“通好み”な部品に使われていて、現場でスクラップとして出ることは少ないながらも、しっかり価値がある金属です。

 

コバールの取扱、滋賀県金属買取の神田重量金属株式会社

 

コバール(Kovar) 【特殊金属】

 コバール(Kovar) は、鉄にニッケルやコバルトを含有させてた合金です。常温での熱膨張率が低く、硬質ガラスの封着用に使用されるほか、電子部品やICのリードフレームなどにも使用されています。
 一般的なコバールの成分はニッケル(Ni)29%、コバルト(Co)17%、シリコン(Si)0.2%、マンガン(Mn)0.3%、鉄(Fe)53.5%などの合金スクラップで、磁気があります。
  • 鉄(Fe):約54%

  • ニッケル(Ni):約29%

  • コバルト(Co):約17%

 この絶妙なバランスにより、コバールは「膨張しすぎず、縮みすぎず、ガラスにぴったり寄り添う」特性を持ちます。

 現場で見かけるのは、小型電子部品のリードフレームやハウジングとして使われているものが中心。見た目は地味な金属パーツですが、そのまま投げてしまうには惜しい価値を秘めています。

 【豆知識】磁性は鉄に比べ、反応は薄いです。

金属スクラップとしての価値は高価になります。

 

 コバールスクラップのリサイクル価値


 ここがプロの腕の見せどころ。

 コバールは単体で発生することは稀ですが、以下のような形でスクラップとして出ることがあります。

  • 真空管・電子管の廃棄部品

  • ガラス封止部品の製造残材

  • センサーや光通信部品の端材

 中でも、ニッケルとコバルトを含むため、リサイクル価値は高め。ただし、見た目がステンレスや鉄に近いため、混在してしまうと評価が落ちやすい。磁性があるため磁石にくっつく点が識別のヒントになることも。

 

 現場での注意点と識別ポイント


  1. 分析必須:コバールは見た目ではわかりにくいため、蛍光X線(XRF)などによる成分分析が不可欠。

  2. 混在注意:ステンレスやハイスと混ざると評価ダウン。保管時はラベルや記録でしっかり区分。

  3. 少量でも価値あり:コバールはマイナー金属スクラップの代表格。「これは違う」と思っても、一応分析してみる価値あり

 

まとめ:ニッチだけど確かな価値、コバールという選択

 コバールは、リサイクル現場ではあまり馴染みがないかもしれません。ですが、ニッケルとコバルトという高価金属を含むレアスクラップ
 知らずに鉄くずとして出してしまえば、それだけ損していることになります。
 「見慣れない部品だけど、ちょっと違うな」と思ったら、それがコバールのシグナルかもしれません。
 特殊金属は“知ってる人だけが得をする”。コバールはまさに、そんな金属です。

 

 

 特殊金属・レアメタルは基本的に金属元素


発生が少なく一般的に見かけることの少ない特殊金属は、見た目での判別も難しいため、専門のスタッフによる検収が必要になります。最近では精度は低いですが、機械による金属の選別機(選別ガン)などもあるため、それを活用すればある程度判別が可能となっています。

※選別を行う選別ガンは様々な種類がありますが、一般的な物は精度が低いためお気を付けください。

 

 特殊金属の関連内容一覧


金属スクラップ図鑑
特殊金属一覧
超硬スクラップ
触媒スクラップ(メタル・ハニカム)
レアメタルとレアアースの違い
プレシャスメタル
特殊ステンレス一覧
ニッケル合金
 ≫≫コバール(Kovar)
 ≫≫ニクロム
 ≫≫ヘビメット
 ≫≫サーメット
 ≫≫ハステロイ
 ≫≫インコネル
半導体とは?
 ≫基板スクラップ一覧
  ≫≫パソコン基板・マザーボードスクラップ
  ≫≫電子基板・精密基板スクラップ
  ≫≫家電基板・雑基板スクラップ
  ≫≫その他基板スクラップ
  ≫≫パチンコ基板とスロット基板
  ≫≫半導体・CPUスクラップ一覧

 

一般・個人・業者・法人のお持込みや出張買取、大歓迎!神田重量金属株式会社

 


 このページを読まれた方はコチラも見ています

 

 

 金属リサイクル関連記事


非鉄金属ってなに?
鉄・鉄屑ってなに?
スクラップってなに?
銅スクラップってなに?
真鍮スクラップってなに?
アルミニウムってなに?
ステンレスってなに?
電線スクラップってなに?
鉛スクラップってなに?
バッテリースクラップってなに?
コモンメタル
ベースメタル
アームロールってなに?
廃品回収業者ってなに?
軽トラで回収してる業者ってなに?
金属買取業者の選び方
金属の売り方
リサイクルショップと金属買取業者の違い
リサイクルショップの開業の仕方
金属買取業者の開業の仕方
古物商について
金属屑業について
使用済み有害機器について
廃棄物の処理及び清掃に関する法律

 

 環境・SDGs関係の記事を発信しています


3R(スリーアール)
リサイクルとは?
リユースについて
リデュースってなに?
0.SDGsってなに?
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤を作ろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられる街づくりを
12.つくる責任、つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.17のパートナーシップで目標を達成しよう

 

トップページ

LINE

Twitter

ブログ一覧

 

 

  この記事について(著者情報)

 金属リサイクルの専門家として金属スクラップを取り扱う神田氏と山崎氏が解説しています。

≫神田氏のTwitterリンク

≫山﨑氏のTwitterリンク

 

 

 

18-8ステン・オーステナイト系・フェライト系・マルテンサイト・SUS304・SUS316・SUS310・SUS430・クローム・ニッケル・インコネル系・超硬・タングステン