モーターとは?
『モーター』って何?と聞かれると「機械とかを動かす為の装置?」、と言ったようなボヤッとした回答になってしまうのはないでしょうか?
勉強する機会もないし専門家でない限り、詳しくなくて当然です。
あまり身近に感じないですが、生活する為に必要なほぼ全ての家電にモーターは使用されていて、知らない内に利用しています。
モーターとは?
モーターのイメージと言うと『何か乗り物などを実際に動かす装置』と言うイメージが強く、リニアモーターカーや電動アシスト自転車などの移動手段などにももちろん使われていますが、使用例はもっと沢山あります。
例えば冷蔵庫の冷気送風、エアコンの送風、洗濯機のドラムの回転、掃除機の吸引など、生活に欠かせない家電にはほとんど必ずモーターが使用されています。
一つの家電に一つのモーターという訳ではなく、例えば電子レンジでは、温める時に熱を発生させるモーターと、使用した後に基板などを冷やすモーター、使用中に安全の為に排熱する為のモーターなど目的に応じてモーターを何種類も備えている家電もあります。
ではなぜモーターがこんなにも家電など私達の生活に必要な物に使用されているかと言うとモーターの役割を知ると理解できます。
モーターの仕組みと歴史
モーターとは、磁界の力を使って電池や電気の力でコイルを回転させる仕組みの事を言います。簡単に言うと電気のエネルギーを家電や物を動かすエネルギーに変える働きをしているのがモーターになります。
電気とエネルギーをつなぐ役割を行なっているモーターがあるからこそ私達は便利な家電を使用する事が出来るのです。
ではモーターはどの位昔から作られ使われているのか、少し歴史を調べてみましょう。
1831年、イギリスの物理学者マイケル・ファラデー空芯のコイルの中で磁石を動かすとコイルに電流が流れると言う「電磁誘導の法則」を発見したのが、モーターの発明のきっかけと言われています。
ファラデーの電磁誘導の発見以降、色々なモーターが開発・使用される様になり、
日本で最初にモーターが使用されたのは1890年に開業した東京浅草のとある建物のエレベーターだと言われています。
当時の日本にはモーターを設計・製造する技術はなかったので、アメリカのものを購入していたのですが、故障が多かった為、日本での製造を進める形になったそうです。
発明されてから100年
モーターは家電以外にも私達の生活基盤となる移動手段の車にも使用されることも多くなってきました。
昔はガソリンエンジン車、いわゆる一般的なエンジンを搭載していて、ガソリンを燃料とする車がほぼ大多数でした。現在でも1番ウエイトを占めているのは変わりませんが、エンジンを搭載せずに電気とモーターを使用する電気自動車(EV車)や、モーターとエンジン両方を搭載したハイブリッド車などが市場に出回る様になりました。
車にモーターを搭載した事により
・二酸化炭素を排出しないので環境に優しい
・走行音や振動が少なく、加速もスムーズ
・ランニングコストが良い
などガソリンエンジン車よりも、環境にも運転する私達にもメリットがたくさん出来ました。
電気自動車は販売価格が高かったり、充電に時間がかかったりと、少しデメリットもある為、まだまだ乗る人は少ないですが、モーターの活用により私達の選択肢が増え、生活が豊かになっている事は明らかです。
まとめ
モーターについて少し解説してきましたが、少し親近感が湧いたでしょうか。
日頃何気なく使っている家電や交通機関や車などほぼ全てに色んな種類・大きさのモーターが数え切れない程使用されています。
モーターの存在に気づかずに生活していく事は何も支障はありませんが、生活を大きく変えてくれたモーターのありがたみをほんの少しでも感じてもらえると嬉しいです。
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