【ゴミの捨て方シリーズ④】 プラスチックは何ゴミになる?量や大きさによって出し方は変わる?
「プラスチックを捨てたいけど何ゴミになるんだろう?大量にある場合や大きさによって出し方が変わるのか知りたい!」
大掃除や引っ越しの際に出てくる「プラスチック」。
大量にあったり大型のものだったりすると、どうやって捨てていいのかわからない人が多いのではないでしょうか。
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プラスチックは何ゴミになる?
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量や大きさによって出し方が変わるの?
-
プラスチックをリサイクルするには?
などについて知り、プラスチックを適切に処分したいはず。
そういうわけで今回は、『プラスチックは何ゴミになるのか』について取り上げていきます。
『プラスチックの量や大きさによって捨て方が変わるのか』や『プラスチックをリサイクルする方法』についても触れていきます。
ぜひ参考にしてください!
この記事は下記の内容構成になります
・プラスチックは可燃ゴミになる
・プラスチックの量や大きさによって捨て方が変わる
≫大量のプラスチックの捨て方
≫大型プラスチックの捨て方
・プラスチックをリサイクルする意識を持とう
・無許可の回収業者に依頼しない
・「プラスチックは何ゴミになるか」についてのまとめ
プラスチックは可燃ゴミになる
プラスチックは、30cm以下のサイズであれば基本的に『可燃ゴミ』として捨てられる自治体が多いです。
自治体の指定する袋にプラスチックゴミを入れ、所定の曜日に出しましょう。
ちなみに、家庭から出るプラスチックは以下のようなものが挙げられるので、チェックしてみてください。
- CDやDVD
- 歯ブラシ
- バケツ
- 洗面器
- プラスチック製のまな板
- 30cm以下のケース
ただし、上記に金属を含んでいたり、指定袋に入らない大きさや重さだったりするものは可燃ゴミでは出せません。
金属を含むものは『不燃ゴミ』、指定袋に入らない大きさや重さのものは『粗大ゴミ(大型ゴミ)』になります。
また、『プラスチック製容器包装』は『資源ゴミ』になるため、回収方法が異なります。
『プラスチック製容器包装』は以下のようなものを指すので、こちらもチェックしてみてください。
- カップ麺やお弁当の容器
- 食品の外側のフィルム
- ラップ
- マヨネーズやケチャップの容器
- シャンプーなどの容器
これらはきちんと分別した上で、各自治体のルールにしたがって出しましょう。
プラスチックの量や大きさによって捨て方が変わる
これまでは一般的なプラスチックの捨て方についてお話してきました。
ですが、大掃除や引っ越し等でプラスチックが大量に出たり、大型のものが出たりしたときの捨て方に悩みますよね。
『可燃ゴミ』として捨てて良いか、知っておきたいところでしょう。
そういうわけでここからは、プラスチックが大量にある場合と大型のものがある場合の捨て方について取り上げていきます!
大量のプラスチックの捨て方
プラスチックを大量に捨てる場合、可燃ゴミとして分類されるものであれば、指定袋に入れてゴミの日に出して構いません。
ただし、一度に出すには多すぎる量(10袋以上)であれば、数回に分けて出しましょう。
もしくはきちんと分別した上で、自分で直接処理センターに持ち込める自治体もあるので、市区町村の窓口に問い合わせてみてください。
プラスチックは前項でお伝えした分別方法を守って、正しく廃棄しなければなりません。
自治体によって捨て方が異なるので、必ず事前に市区町村の窓口に問い合わせてみてくださいね。
大型プラスチックの捨て方
大型プラスチックとは、たとえば『衣装ケース』や『ゴミ箱』などのことを指します。
自治体によって『50cm以上』や『80cm以上』などと規定が異なるため、市区町村の窓口に確認が必要です。
自治体が回収する場合は、『粗大ゴミ』として取り扱うことが多く、事前予約が必要になることがほとんどでしょう。
その際、手数料が発生する自治体もあるので、あわせて確認してみてください。
ちなみに、大型プラスチックを解体して指定袋に入れれば、『可燃ゴミ』として出せる場合もあります。
自分で持ち込んだり、粗大ゴミの日に都合が合わなかったりする人は可燃ゴミとなる出し方を検討してみるのもいいでしょう。
ただし、プラスチックに金属が付いている場合は必ず取り除いてください。
プラスチックをリサイクルする意識を持とう
ここまでは、『プラスチックの捨て方』について取り上げてきました。
ですが、プラスチック製の衣装ケースなどは、捨てる前に『リサイクル』を考えてみてはいかがでしょうか。
たとえば、リサイクルショップに出したりオンラインで販売したりなどです。
衣装ケースなどの大型プラスチック製品は、耐久性があるものが多いため、数年は問題なく使えます。
破損がなく状態が良ければ、販売してみるのも一つのアイデアです。
大量にある場合や大型で運べない場合などは、出張買取をしてもらえる店もあるので、利用してみるといいかもしれません。
オンラインで販売する場合は、売れたあとの梱包や発送手続きに少々手間とコストがかかります。
発送完了までの手間を許容できる人はチャレンジしてみてください。
無許可の回収業者に依頼しない
プラスチックが大量にあったり、大型のものがあったりすると、一度に処分するために業者に依頼することがあるでしょう。
その際、必ず『一般廃棄物収集運搬許可業者』に依頼するようにしてください。
どこを選んでいいか分からないときは、市区町村のホームページに『市が許可している業者』が載っていることがあります。
ぜひ活用してみましょう。
無許可で回収している業者は『廃棄物の処理及び清掃に関する法律』により、罰せられます。
また、無許可業者は「回収料金無料」と言いつつ、あとから運搬料や手数料などの名目で料金を請求してくるため注意が必要です。
どういう名目であっても、業者にお金を支払って回収してもらえばそれは『ゴミの回収』になります。
ちなみに、以下の業者がゴミを回収するのも違法になるので注意しましょう。
- 産業廃棄物収集運搬業者
- 古物商許可業者
- 「一般廃棄物収集運搬業者と提携」とうたっている無許可業者
- 「正規登録業者」などとうたっている無許可業者
無許可業者に依頼すると、後に料金トラブルや不法投棄などが起こりやすいため、業者選びは慎重におこなうようにしてください。
「プラスチックは何ゴミになるか」についてのまとめ
今回は、『プラスチックは何ゴミになるのか』について取り上げてきました。
プラスチック製品は、基本的には以下に分類され、各自治体にて回収可能なところがほとんどです。
- 可燃ゴミ
- 不燃ゴミ
- 粗大ゴミ(大型ゴミ)
- 資源ゴミ
処分しようとしているプラスチックが上記のどれにあたるかを見て、きちんと分別して捨てましょう。
また、プラスチック製品を捨てる前にリサイクルできないかを考えるようにすると、地球環境保護につながります。
リサイクルショップに出したりオンラインで販売したりすると、エコになります。
もし、プラスチックの処分を業者に依頼する場合は、必ず『一般廃棄物収集運搬許可業者』を選んでください。
今回お伝えした内容を参考に、正しい方法でプラスチックを処分しましょう!
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