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寄せ屋(スクラップ屋)とは?開業の仕方や営業方法

 

 金属買取業者の開業の仕方まとめはコチラ

 

 

一般の家庭から工場など、あらゆる場所から発生する金属スクラップには、それを取り扱う「寄せ屋」「金属買取業者」という業種があります。
あまり知られていない金属スクラップの流通ルートや流れについて金属リサイクルのプロが解説していきます。

 

 

寄せ屋(スクラップ買取業者)の取扱品目

 

金属スクラップ自体は銅・真鍮・アルミ・ステンレス・鉛・鉄屑など様々な種類があり、それらが発生は大きく3つの種類に分けられます。

 

 工場発生スクラップ


製品などを加工・生産する工場などで、製造過程で発生します。

安定的な生産を支える裏方として、寄せ屋が金属スクラップを引取り・買取をしています。

 

 解体工事発生スクラップ


家屋やビルなど大小問わずに建物などの構造物には様々な金属スクラップが使用されています。

主に鉄スクラップがメインとなりますが、窓などに使用されるアルミサッシ、水道の蛇口などの真鍮、屋内・屋外などの配線や電線などがあります。

 

 一般家庭などから発生するスクラップ


日々の暮らしの中で発生する一般スクラップは、アルミ缶など身近なものから棚やラック、電化製品などから不用品として発生があります。

一般的には金属スクラップが一般の方や個人の方でも売りに行ける、という方も多く、家庭用ごみとして廃棄されている方もまだまだ多いそうです。

 

 金属スクラップの詳細な分類は「金属スクラップ図鑑」が便利です


金属スクラップ、金属スクラップ図鑑

 

金属スクラップどうやって回収されている?

 

金属スクラップが発生してから金属買取業者や寄せ屋に回収されるまで、一体どうやって、どんな流れで回収されているのか?

 

 工場発生スクラップの場合


事前に売買契約などを結び、引取りの頻度や金属の回収ボックスなど綿密な打ち合わせを行い、定期的な回収業務を行います。

この記事を金属買取業者の方が見ている場合、お客様として新規で獲得するのは難易度が高いということを念頭に入れてください。

工場などのスクラップの回収業務は、金属スクラップの買取価格が重要とされるのではなく、スクラップのリサイクルフローや定期的に確実に工場の生産を支えるための裏方業務ですので、企業として信用能力が必要となります。

また、工場関係の方がこの記事を見ている場合、金属スクラップの買取業者や寄せ屋を探す際に「古物商」や「金属屑商」の許認可の確認が必要です。また、回収の際に自社の要望や回収頻度、回収時間など細かく伝えた上で回収が可能かの確認が必要です。

またこの業界は金属の数量を誤魔化す業者も昔から多く、可能であれば自社である程度の数量が確認できる状態にすることをオススメしています。

最近では口コミや会社情報などをある程度ネット検索で可能となっておりますので、一度お調べになってみてはいかがでしょうか?

 

 解体工事発生スクラップの場合


解体工事業者が金属買取業者へ持ち込む場合が多いですが、建設業界自体が年々人材不足ということもあり、引取りや集荷をご依頼される場合も多くなっています。

解体工事業者にとって、金属スクラップの売上も大切です。工事の見積もりの段階である程度スクラップ売上を見込む場合や見積もり値引きをするケースも増えています。

ある程度の規模帯で解体工事を行う場合、金属買取業者や寄せ屋とFIX(フィックス)による契約や約束を結ぶことをお勧めします。

これは現場単位や月単位での金属スクラップの買取価格を固定する契約で、相場が下落する際に有効となるため、リスクヘッジとして活用できます。

業者によってはフィックスオーバーという内容もあり、基本的に価格は固定するが、上昇した際にはある程度価格を反映するという解体工事業者にとって有利な内容もあります。

 

 一般家庭などから発生するスクラップの場合


一般の方や個人の方では、金属スクラップを買ってもらえないと考える方も多く、一般家庭から発生するスクラップは家庭ごみとして廃棄されている場合がほとんどです。

金属買取業者や寄せ屋によっては、一般の方を断るケースや無料で回収しているなども聞きます。

事前にネットなどを活用して問い合わせることにより、確認が可能です。最近ではグーグルマップ上でも検索が可能となっていますので、お近くの金属買取業者へぜひお問合せしてみてはいかがでしょうか?

また、その際には必ず「買取価格」もお聞きしてください。持ち込んでから安く買いたたかれるなどのトラブルを回避する目的や、持ち込んでから「0円です」となると憤りを感じる方もおられると思います。

 

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回収された金属スクラップ

 

集荷・回収された金属は、資源メーカーや製錬メーカーなどへ出荷する前に加工や検収が必要になります。
金属の種類により加工方法や選別が異なるため、金属の種類ごとに加工・選別方法と行き先を解説致します。

 

 鉄屑・鉄スクラップ


ギロチン加工・シャーリング加工:鉄骨や大木な金属を専用の機械でインサイズ(短く)切断加工する機械です。

プレス加工・圧縮加工・減容加工:薄物やスチール缶などは、専用のプレス機械により一定のサイズへ加工する機械です。

シュレッダー加工・粉砕、破砕 :自動車や家電製品などの鉄以外の不純物が多く混入している金属を加工する機械です。

ガス切断加工・ガス溶断加工  :ガス設備などを活用して機械物や大型金属を切断加工する方法です。

 

鉄スクラップは加工された後、高炉メーカーや電炉メーカーなどへ納品され、新たな鉄製品へとリサイクルされています。

 

 銅スクラップ


銅スクラップは基本的に機械による加工はせず、ほぼ全てが手作業による選別が一般的です。

銅は非鉄金属の中でもっとも価値が高いと言われている金属であり、検収も厳しいため、品質は重要です。

銅スクラップの種類によっては、錆びがあるか無いかの選別もあり、基本的には使用されていた製品によりスクラップの検収は変わります。

選別された銅スクラップは伸銅メーカーや銅の鉱山メーカーなどへ納品されるほか、輸出向けとしても納品されています。

 

 砲金・真鍮・電線スクラップ


砲金、真鍮、電線スクラップは、大半が輸出向けとして扱われます。

加工方法はほぼ手作業による解体や切断が一般的ですが、電線は一部「ナゲット銅」を生産するためのナゲット加工をする場合もあります。

バーゼル条約等の国際的な輸出に関する法律により、年々品質問題がネックとなり、金属スクラップ業者も加工方法や選別方法を改善しています。

 

 アルミ・ステンレススクラップ


アルミやステンレススクラップは、基本的に重機で大まかに選別を行い、磁選機などにより除鉄後、プレスや切断加工を行います。

プレス機械が主に使用されますが、種類によっては選別のみを行ったバラの状態でアルミのリサイクルセンターへ納品されます。

 

 

金属スクラップは海外にも輸出されている

 

2000年頃からスクラップの輸出は活気が生まれ、主にアジア・中国向けへ輸出されていましたが、世界中の環境問題への取り組みやSDGsへの動きから低品質スクラップにストップがかかりました。

それでも需要は高く、品質の高い金属スクラップは世界中で引く手あまたのため、年々増加傾向にあります。

特に鉄スクラップの輸出は昔から盛んで、世界的にも大きなシェアを獲得しています。

 

 国内メーカーや製錬メーカーでその後


輸出された金属スクラップも、国内向けの金属スクラップも、製錬メーカーなどで新たな原料資源として鉱石やリサイクル原料などとブレンドを行い、新たな製品へと生まれ変わります。

金属スクラップは暮らしの中で欠かすことのできない大切な資源であるとともに、様々なリサイクル業者の手により豊かな生活をミッションに日々の役割を果たしています。

 

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  この記事について(著者情報)

 金属リサイクルの専門家として金属スクラップを取り扱う神田氏と山崎氏が解説しています。

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