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鉛バッテリーの相場情報と今後の動向

鉛バッテリー相場が2023年より大幅に上昇する可能性

　2018年から鉛バッテリーは輸出向け・韓国向けへの商流がストップしてからは全て国内向けで処理されていました。※当時最高価格は㎏あたり￥105～135円（税別）ほどで推移していました。

　2018年末から2019年半ばにかけて半値以下まで暴落し、30円～40円ほどまで下がった後、調整はあるものの40～50円ほどで2年間ほど国内メーカーは据え置きによって価格はある意味安定しておりました。

　2021年から違法にバッテリーの加工を行い、内部の素鉛を取り出す業者も多くなっており、鉛スクラップとして一部輸出や国内メーカーへの商流が生まれたことにより、一部争奪戦が起こっておりました。

　輸出向けやプレイヤーが増えたことにより、寡占化していたバッテリーメーカーへの入荷が大幅に減り、集荷のために価格をアップさせています。

　2023年からは本格的に価格上昇が見込まれており、現在の調査段階では40％～60％（20～30円）ほど上昇すると思われます。※メーカーや問屋筋7社ほどにお伺いしました。

　寒くなると発生の多いバッテリースクラップですが、今後大幅な価格上昇が見込まれますので、売却される際はぜひとも情報を取りながら出荷していってはいかがでしょうか？