RoHS指令とは?廃棄物に関連する内容
RoHS指令(ろーずしれい)ってなに?
RoHS指令とは、電子製品・廃電気に関連する欧州連合(EU)による指令です。2003年2月にWEEE(うぃー)指令とともに公布・施工され、2006年7月に施工されました。
2011年7月に一部改正があり、旧指令は2013年3月に失効しています。
※Restriction of Hazardous Substances Directive(危険物質に関する制限令)
制定された背景
RoHS指令は、WEEE指令による廃電気・電子機器のリサイクルを容易にするため、また、最終的に埋立てや焼却処分されるときに、ヒトや環境に影響を与えないように電気・電子機器について有害物質を非含有とさせることを目的として制定されている。RoHS指令で指定されている規制物質は、WEEE指令において事前取り出しの対象になっている。
参照:ウェキペディア
指定されている品目
電気・電子機器の規制対象品目は下記の10物質になります。
1. 鉛
2. 水銀
3. 六価クロム
4. カドミウム
5. ポリ臭化ビフェニル(PBB)
6. ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)
7. フタル酸ジ-2-エチルへキシル(DEHP)
8. フタル酸ブチルベンジル(BBP)
9. フタル酸ジ-n-ブチル(DBP)
10. フタル酸ジイソブチル(DIBP)
日本では、グリーン購入法や家電リサイクル法に該当する。
日本でも代替え素材は進んでいる
真鍮バルブや鉛フリーのバルブ(水道メーター等)など黄銅関連の鉛・カドミウムを添加した製品は使用量を制限されるとともに、減少しています。
アルミ合金では2000番台の代替材、電子機器に使用される鉛ハンダも鉛フリーハンダ(銀、銅、亜鉛、ビスマス、インジウム)に代替えされています。
※あくまで電子機器等に関すもので、鉛蓄電池などは規制対象外となっています。
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