VA真鍮とVAアルミを解説

 

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真鍮が使用されたVA線(VVF真鍮ケーブル・VA線真鍮)と通常のVA線の導体比較画像になります。通常導体に真鍮芯が使用されています。

 

VA真鍮とVAアルミ

 一般的なVA線についての解説はコチラ

 

 VA線VAケーブル、FケーブルVVFケーブル雑線、被覆線)は一般的に中身の芯の部分(導体)に銅(Cu)が使用されていますが、海外製品で中身の導体が異なる場合があります。※通常の歩留まり(銅の比重・重量)は45%前後
 具体的には真鍮やアルミなどが使用された製品となっており、通常の電線スクラップの価値とは異なったり、混入により問題が起こる場合があります。

 

 

 電気工事や設備で使用されるこれらの特殊な電線ケーブルは、工事向けとしても問題が起こる場合があり、スクラップダウンで廃棄されるケースも多くなっております。

 

一般的なVA線はコチラ

一般的なVA線の導体はこちらになります。

一般的なVA線の導体はこちらになります。

3本ある芯が全て銅が使用されており、よく見かけるVA電線スクラップです。

 

VA真鍮ケーブルはコチラ

導体に真鍮が使用されたVA線になります。

導体に真鍮が使用されたVA線になります。

3本ある芯が全て薄白くなっており、導体に真鍮を使用、若干黄色い特徴があります。

 

VAアルミケーブルはコチラ

導体にアルミが使用されたVA線になります。

導体にアルミが使用されたVA線になります。

3本ある芯が全て灰白くなっており、導体にアルミを使用、若干白い特徴があります。

 

 真鍮やアルミのVA線はどんなところから発生する?


 通常VA線と同様で、家屋に使用された場合や工事などから発生しますが、2023年~2024年ごろから日本でも多く流通しており、2021年の末にも一時流通がありました。

 そのため、通常電線スクラップは、ナゲット加工を行い、品質の高い銅スクラップ(ナゲット銅)を目的に加工されますので、多少でも混入があった場合は価値が大きく下がります。

 

 VA真鍮やVAアルミのスクラップとしての価値


 混入はNGで毛嫌いされがちなスクラップですが、資源価値として決して低いわけではありません。アルミも銅もそれぞれ分類することにより、価値は大きくあがります。

 価格の計算方法は各資源相場から計算が可能で、現在の買取価格につきましては、買取価格一覧からご確認頂けます。

 

 VA真鍮やVAアルミのよくある疑問 Q&A


  • Q なぜ銅ではなく、真鍮やアルミが使用されている?
  • A 「銅」は資源価値が高い金属になっており、真鍮やアルミは銅に比べると安価な非鉄金属であることが理由と思われます。
  • Q 真鍮VAやアルミVAの買取価格は?
  • A 相場により変動しますので、非鉄金属買取価格をご確認ください。
  • Q 「Fケーブル」とは違いますか?
  • A 「Fケーブル」は関東呼称として使用されており、VA線(関西呼称)も同じVVFケーブルになります。
  • Q VA真鍮やVAアルミを個人でも売りに行ける?
  • A 弊社では買取可能ですが、業者によっては買取不可の場合が多くなっています。

 


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  この記事について(著者情報)

 金属リサイクルの専門家として金属スクラップを取り扱う神田氏と山崎氏が解説しています。

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