ピカ銅・ピカ線とは?

 

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2024年12月更新_

 

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様々な銅を取扱いしています。

 

ピカ銅とは?

 雑線(雑電線、被覆電線)から被覆(皮)を除去し、銅を取り出したものです。 その美しい光沢から「ピカ線、ピカ銅、光(ヒカリ)線」と呼ばれます。 
 基本的には、断面の直径が1.3mm以上とし、細い場合、ピカ銅にはなりません。
 劣化し光沢がなくなったものは焼一号銅線(くすみ線)、 鍍金(メッキ)されているものは並銅(並故銅)や二号銅線となります。

 ※不純物が多い場合や焼いたもの、劣化の大きなものは「下銅(げどう)」として値段が下がります。

 

銅の種類とは?

ピカ2号銅

ピカ銅にくすみや劣化がある物を指します。

メッキピカ銅

ピカ銅の表面に亜鉛メッキなどで酸化処理をしている物を指します。

上銅

銅スクラップの中でも、未使用の物や工場の製品過程で発生する物を指します。

並銅

使用済み銅スクラップの中で、不純物が無かったり、状態がきれいな物を指します。

下銅

使用済み銅スクラップの中で、若干の不純物があったり、状態が美しくない物を指します。

込銅

使用済み銅スクラップの中で、並銅・下銅を選別せずにMIX状態の物を指します。

ナゲット銅

銅スクラップや銅線を粉砕加工した原料を指します。

山行銅

使用済み銅スクラップの中で、選別が必要な物や解体が必要な状態を指します。

丹銅

銅スクラップの合金の割合で銅分が低い物を指します。

塗装銅

銅スクラップに塗装をしてある物を指します。

銅板

銅の板のことで、込銅や下銅に該当します。

銅樋(どうとい)

家の雨どいなどに使用されていて、込銅や下銅に該当します。

 

ピカ銅の歴史

ピカ銅線の発生は1950年(昭和25年)頃と言われており、戦後における発展途上国の貧困層が中心となりリサイクルを行う習慣が増えたことが要因であると言われています。

戦後の建設活動やインフラ整備などで経済的にも活発に動き、その際に銅スクラップ・銅資源を含む様々な資源の需要が高まり、結果リサイクルを含む資源スクラップは大きな需要と供給を獲得しました。

スクラップではなく、銅鉱石は日本でも採掘されていましたが、現在ではコストや環境の観点から輸入原料へ移行しているため、日本の銅鉱山は全て閉山しています。

 1994年に日本最後の銅山である青森県「温川銅山」と秋田県「花岡銅山」は創業を終えました。

 

ピカ銅2号銅線は種類が多い

ピカ銅・ピカ1号銅線は単一で検収はひとつですが、ピカ2号銅線と呼ばれる銅スクラップには多くの種類があります。

 

 ピカ1号銅やピカ2号銅のスクラップとしての価値


 ピカ銅は品質により、検収が異なります。劣化や不純物がある場合など、通常のピカ銅ではなく、ピカ2号銅として価値は下がります。
 それでも銅スクラップの中では価値が高くなっておりますので、詳しくは買取価格一覧からご確認ください。

 

 ピカ2号銅線の種類一覧


ピカ2号銅線・ピカ銅B
ピカ2号銅線(変色・くすみ線)
ピカ2号銅線(焼き銅線)
ピカ2号銅線(細線)
ピカ2号銅線(黒ピカ)
ピカ2号銅線(メッキ銅・亜鉛メッキ)
エナメル銅線(太・細)

 

 

 銅スクラップについてYouTube動画で解説しています。

滋賀県金属買取の神田重量金属株式会社

 

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  この記事について(著者情報)

 金属リサイクルの専門家として金属スクラップを取り扱う神田氏と山崎氏が解説しています。

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