SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」とは?概要や取り組み事例などを解説

SDGs(エスディージーズ Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)とは、2001年に策定されたMDGs(ミレニアム開発目標)を土台としているもので、2016年から2030年までの15年間で達成する国際的な行動計画です。
SDGsは17のゴールと169のターゲットから構成されており、全人類が取り組むべき普遍的な目標として掲げられました。
本記事では、目標5「ジェンダー平等を実現しよう」についての概要や取り組み事例、今後の課題などを解説します。
この記事は下記の内容構成になります
・目標5「ジェンダー平等を実現しよう」はどんな内容?
・目標5「ジェンダー平等を実現しよう」ができた背景と問題解決に必要なこと
・ジェンダー平等を実現するための取り組み事例
≫朝日新聞社の事例
≫弁護士法人デイライト法律事務所の事例
≫ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社の事例
・企業や個人ができることや、今後の課題について
・目標5「ジェンダー平等を実現しよう」についてのまとめ
目標5「ジェンダー平等を実現しよう」はどんな内容?
目標5「ジェンダー平等を実現しよう」は、「ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う」ことで、性別による差別のない未来を目指しています。
ジェンダーとは、生物学的な性別ではなく、男女における社会的・文化的役割に着目した性別のこと。「男性は外で働くべき、女性は家事をすべき」のような考え方は、最も典型的なジェンダーと言えるでしょう。
ジェンダーによる差別をなくし、誰もが能力を発揮できる社会を作ることで持続可能な世界を生み出す。これが目標5の目指すゴールです。
目標5「ジェンダー平等を実現しよう」ができた背景と問題解決に必要なこと

現代においてもあらゆる社会でジェンダー不平等が起こっています。
とくに女性と女児が社会的に弱い立場にある地域が多いことから、目標5のターゲットは女性と女児が生きやすくなるための内容が多めに設定されています。「女性だから」という理由で差別されない社会を早急に作らなければならないのです。
男女それぞれに対する固定観念や価値観を根本から変え、一部のコミュニティだけでなく社会全体で性別による格差をなくしていく必要があります。
ジェンダー平等を実現するための取り組み事例
ここでは、ジェンダー平等を実現するための取り組み事例を3つご紹介します。
朝日新聞社
朝日新聞社は「ジェンダーを超えて、だれもが自分らしく生きられる未来を創る」ことを目標に、情報発信や活動をしています。
2016年にスタートさせた女性プロジェクトでは、女性の多様な生き方に寄り添う活動を続けてきました。
女性プロジェクトは社内の各部門のジェンダー平等に向けた取り組みを支援し、達成度を定期的に公表しています。2020年4月には「朝日新聞社ジェンダー平等宣言」を公表し、SDGsに取り組む姿勢をより鮮明に打ち出しました。
弁護士法人デイライト法律事務所
弁護士法人デイライト法律事務所は、LGBT問題の解消に向けてホームページで情報発信したり、講演をおこなったりして啓発活動に取り組んでいます。
とくに注力しているのがセクシャルハラスメントの防止です。女性が社会の中でいきいきと活躍できるよう、精力的にセミナーや研修会を開催。正確な法律情報に基づく性差別解消の方法について周知を図り、女性が安心して働ける環境づくりに貢献しています。
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社は、目標5の実現に積極的な企業です。育児・介護を目的として年間20日を上限とした在宅勤務制度があったり、未就学児がいる従業員を対象に時短制度を用意したりと、女性の子育てとキャリアの両立を積極的に支援しています。
LGBTへの差別を排除したり、理解を促したりする社内活動として交流会などを積極的に実施しているのも特徴的です。LGBT当事者以外がメンバーとなるサポートグループもあり、決して当事者だけの内輪の活動でないことがうかがえます。
企業や個人ができることや、今後の課題について

私たちが住んでいる日本でも、ジェンダー不平等の問題はいたるところにあります。まずは一番身近な家族のことを考えてみてはいかがでしょうか。
たとえば、共働きの家庭で女性だけが家事や育児をするのはジェンダー平等とは言えません。夫婦で家事と育児を分担したり、共働きなら勤務時間を調整したりして、夫婦で協力しながらジェンダーのバランスを考える必要があります。
夫婦という男女関係の最小単位でジェンダーを克服できないなら、女性のさらなる社会進出と平等の実現は望めないでしょう。ジェンダーの問題を解決するには、一人一人の意識の改善が必要不可欠なのです。
目標5「ジェンダー平等を実現しよう」についてのまとめ
SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」と、その取り組み事例について解説しました。
日本においても課題がたくさんあるジェンダー問題。男女間の格差や性別による差別をなくしたり、女性の地位を向上させたりするために、一人一人が「ジェンダー平等」の意識を持って生活しましょう。
前回の記事はコチラ≫【質の高い教育をみんなに】

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