不要品回収で増加する「見積1万円」が10万円以上請求される
不用品回収を業者に依頼する際にもっとも気になる処分の金額ではないでしょうか？
最近ではインターネットなどの広告などで不用品回収の見積をしたところ、1万円の処分費用が請求の際に10万円を請求されることがあります。
少量の不要品や大量の不用品など、あらゆる廃品やゴミの処分で違法業者が多く散見されます。
悪質な業者の場合は、事前の見積や問い合わせでは親切でスムーズだったのに、最後の支払いや請求書のタイミングで2倍や10倍にて違法に請求を行い、お客様が支払を渋った場合には玄関や道路で「ここに降ろしますよ」「ご自身で中に戻してくださいね」など、不法行為を行う場合が多く、環境省や消費者庁からも注意喚起がされています。
今回は違法な不用品回収業者を見分けるポイントや、大半のインターネット広告で優良誤認を行う内容について詳しく解説致します。
基本的に下記の内容は違法になる場合が多く、インターネットなどで出てくる業者など全て市役所（一般産業廃棄物の許可）や国民生活センターにて相談・一般産業廃棄物の許認可の確認をしてください！
≫環境省のリンク
≫国民生活センターのリンク
｜被害に合わないために、よくある事例と違法サービスについてまとめました。
①品目ごとの回収サービス
-
-
不用品を1点から回収と記載している業者が多い
-
回収する粗大ゴミの種類によって値段も異なっており、テレビやタンスなどの中サイズは約1,000～5,000円、冷蔵庫やピアノなどの大きめの粗大ゴミは6,000～1万円以上と記載している業者が多いようです。
-
人件費や車両費、処分費などの基本費用も発生します。一人当たりの時間単価は約3,000円、軽トラックで約3,000円、大きめの2tトラックで約8,000円程度です。
-
②積み放題サービス
こういったサービスは、通常適正な廃棄物処理業務では存在しない内容となっており、㎥数や重量により処分場の費用が異なることから、適正な内容でないことがわかります。
また、トラックの大きさごとに金額が分かれていたり、１回の売り上げを確保する目的と思われますが、典型的な不法サービスとして環境省でも注意喚起されています。
③ネット検索やチラシの不用品回収は基本的に信用してはいけない
-
-
不要品を不法投棄や不適正処理により、お客様も罪に問われる場合がある。
-
高額な費用を請求された場合に、クーリングオフが受け付けてもらえない。
-
プライバシーに関わる内容を転売される可能性がある
-
④【信用手口】許認可のアピール
-
-
古物商の許認可の提示・アピール
-
産業廃棄物処理の許認可・アピール
-
産業廃棄物収集運搬の許認可・アピール
-
こういった内容で「許認可を取得してる」「適正・優良な業者である」という詐欺広告の宣伝をしている場合が多く、いわゆる優良誤認詐欺と呼ばれる手口により、毎年多くの被害が発生しています。
この内容についても、環境省から明確に注意喚起がされておりますので、ご注意ください。
｜不用品の適正な処理方法とは？（環境省の推奨内容を含む）
-
-
リサイクルショップやリユース店を活用して、不用品を中古品として売却してください。
-
リサイクル家電は、家電リサイクル法で処分（電気屋さんで頼むか、郵便局でリサイクル券を購入）※リサイクル券に記載された番号でメーカーに引き渡されたか確認できます。
-
地域や市町村が運営するクリーンセンターで処分してください。
-
金属製品は金属買取業者や金属出張買取業者でスクラップとして売却しましょう。
-
ご家庭の廃棄物や不用品を回収（業者が費用を受け取る内容）するには、市区町村の「一般廃棄物処理業許可」や委託が必要です。「産業廃棄物処理業の許可」や「古物商の許可」では回収できません。
処分方法が分からないときは、ご遠慮なくお住まいの市区町村にお問合せください。
関連リンク：滋賀県の金属買取センター
2024年2月更新_一般家庭や建設工事から発生、製品を作る生産工場や組み立て工場など、様々な場所から発生する金属スクラップを回収・リサイクル…
|
金属スクラップの買取価格についてお探しですか？
【毎日更新】非鉄金属スクラップ・鉄スクラップ・雑品スクラップ・貿易商品｜金属スクラップの買取価格をリアルタイムで更新している佐野重量金属株…
便利なサービスはコチラ
金属スクラップや廃棄したい金属、金属くずの売却などをLINEで概算査定が可能になりました！ 金属の種類がわからない場合や「これって引き取っ…
2024年4月更新_神田重量金属株式会社の一般向け出張買取サービスや定期買取・回収の記載をしています。 個人の方から業者の方までお気軽にお…
宅配買取・通信買取は、金属スクラップや特殊金属を宅配便などで送って頂くだけで査定を行い、買取を行うサービスとなります。金属スクラップの廃棄…
【2024年版・毎日更新】853種類以上の非鉄金属スクラップ・鉄スクラップ・資源関連・環境関連・リサイクル関連の解説記事を記載しています。…
2024年3月更新_有価物とは、相対的・相場的な意味合いで売買が可能（有価取引）な商品やスクラップなどのことです。有償取引も同じ意味合いで…
2024年3月一部更新_一般や個人の場合に金属を処分する際に「どこに」「どうやって」「どんなルールで」持っていけばいいのか、大きな金属であ…
種類が多数でバラバラの商品、工場や店舗丸ごと売却、新品の商品だけではなく中古品、不良製品在庫を中古商品としての買取とスクラップとしての買取…
2023年10月よりインボイス制度（適格請求書事業者番号）がスタートしており、税金や申告について考えられるケースが多くなったのではないでし…
「店舗や小売店にとって、金属廃棄はコストが大きい」「廃棄物の保管スペースに家賃を払っている」 物流や配送コストの増加や2024年問題など、…
この記事へのコメントはありません。